目次
Page 1
ー 鈴木宗男議員が簗和生農水相を叱責
簗和生農林水産大臣(右)と鈴木宗男参院議員

 選挙で対立した地元自治体の予算を削ったかのような発言で、現在世間から猛バッシングを浴びている簗和生(やな・かずお)農林水産大臣(47)。10月5日に発言を撤回し、やっと謝罪したものの、大臣続投の意向を示しており、国民からは依然として厳しい視線が注がれている。

鈴木宗男議員が簗和生農水相を叱責

 そんな渦中の農水相に対し、自民党のベテラン・鈴木宗男参院議員(78)が“公開お説教”をかまして大きな話題となっている。波紋を呼んだのは、10月9日に自民党本部で開催された『農業構造転換推進委員会』での一幕。

 会合の冒頭、マイクの前に立った簗大臣は食料安全保障の確立に向けた決意表明などを淡々と語り、何事もなかったかのように挨拶を締めくくった。会場から拍手が起こった直後、鋭い声で“待った!”をかけたのが鈴木氏だった。

「ちょっと大臣! まず冒頭にお騒がせしています、だとか、そういった謝罪の言葉があってしかるべきだろう。人としての矜持が問われているんだよ!」

 鈴木氏は、「みんな、あんたを応援しようと思ったって、ただ決意表明だけじゃ応援できないんだよ」「ちょっとしたボタンのかけ違いなんだよ!」と怒りをあらわにし、まずは真摯に謝罪すべきだと猛烈に詰め寄った。

 この予期せぬ一喝にタジタジとなった簗大臣は、慌てて再びマイクを握るハメに。

「大変、みなさま方に、こうした形でご迷惑、ご心配をおかけしております」

 と、深々と頭を下げて見せたのだった。

 この一部始終がニュースで報じられるや否や、ネット上は大荒れ。面と向かって正論を叩きつけた鈴木氏に対し、

《その通り!まずは自分の問題について説明するのが先だろ》
《こういうことを面と向かって言える人が必要》
《大臣だからって何をしてもいいわけじゃない》

 と、スカッとした人たちからの絶賛が相次いだ。しかしその一方で、立ち振る舞いに癖のある鈴木氏だけに、

《今さら正論を言ってもパフォーマンスにしか見えない》
《人前で説教して目立ちたいだけでは?》
《言葉だけじゃなくて、実際に何をするかが大事》

 といった冷ややかな意見も殺到。ネット上では激しい賛否両論が巻き起こっている。

「当然の指摘」と称賛される一方で、「パフォーマンスだ」と勘繰られてしまうあたりも実に鈴木氏らしい。とはいえ、不祥事大臣を一瞬で平伏させたベテラン政治家の圧倒的な存在感が、国民の目に改めて強く焼き付けられたのは間違いない。