歴代の皇族方の多くは学習院大学に通われてた

 9月1日に公開された筑波学生新聞の記事では、ゲート設置に関する財源の開示請求を行った学生に取材している。しかし、大学側からの回答は「不開示」だったという。

「そもそもゲートの設置について、大学側から一般学生に向けた事前説明は一切ありませんでした。ある日突然ゲートが設置され、警備員が配置されたため、最初は混乱した学生も多かったはずです。大学公式の『筑波大学新聞』などで副学長らのコメントとして『セキュリティ強化のため』という説明が一応掲載されてはいますが、大半の学生は目を通していません。実質的には『元々立ち入り禁止・許可制だったのだから問題ない』と、大学側が後付けで正当化している茶番のように受け止められています。

5月29日、筑波大学の学園祭の1つ『やどかり祭』で、ご学友と談笑される悠仁さま(読者提供)
5月29日、筑波大学の学園祭の1つ『やどかり祭』で、ご学友と談笑される悠仁さま(読者提供)
【写真】筑波大学の学園祭を友人と楽しむ悠仁さま。充実のキャンパスライフを送る姿も

 なお、一部のクラス代表学生に対しては、学部・学科側の会議で『2B棟に加えて2C・2D棟にもゲートを作るが、大学公式からは発表できないため、それとなしに学生へ知らせてほしい』と依頼されたケースもありました」

 学生たちの不満は、こうした大学側の説明責任の欠如に向けられている。また、これほどの不便さを強いられながら「あなたのためでもある」と言われても、疑問が残るのは当然だろう。

「誰が見ても『特定の人物(あるいは特定の事案)を守るため・防犯のため』に莫大な費用をかけてゲートを作り、カメラで学生の入退室記録を取っているのは明らかなのに、大学側が『全学生のため』という建前を崩さず、全員に不便を強いている点に強い不信感があります。学生側に何のメリットもないのに不便さだけが増し、監視されている感覚が強まっています。私たちは『すべてのゲートの完全撤廃』を求めます」

 大学側から明言こそされていないものの、多くの学生たちの間で「特定の人物」として真っ先に頭に浮かんでいるのは、2025年4月に入学された悠仁さまの存在だろう。とはいえ、大学も一つの組織であり、受け入れ側としての様々な事情やしがらみもある。学生の要求をすべて聞き入れるのが難しいのも確かだ。

「これまで、上皇さまや天皇陛下、愛子さまなど歴代の皇族方の多くは学習院大学に通われてきましたが、筑波大学へのご進学は初めてのケースです。皇族をお守りする警備体制がまだ十分に整っておらず、手探りで進めているのが実情ではないでしょうか。さらに、私立大学と国立大学では財源や運営システムが異なるため、より疑問視される点が多くなっているのかもしれません」(前出・皇室担当記者)

 皇室の新たな学びの場となった筑波大学。「キャンパスの自由」と「厳重な警備」をめぐる模索は、これからも続くことになりそうだ。