2026年10月、中日退団の挨拶と井上一樹監督への感謝を綴った松中信彦氏(公式インスタグラムより)
2026年10月、中日退団の挨拶と井上一樹監督への感謝を綴った松中信彦氏(公式インスタグラムより)
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「県内をキャンプ地としていたホークスですが、2月半ばに行われた2軍練習試合で相手を務めたのが、松中がアマ時代に籍を置いた社会人チーム。当時、所属球団もなく古巣で練習をさせてもらっていた彼はチームに同行し、宮崎で松坂大輔ら2軍のチームメイトと再会。彼らの練習を、さながら“コーチ”のように見守ったのです。

 すると1軍選手らが練習していた近くの球場も訪問。ベンチ裏で工藤さんに挨拶をしたのですが、松中に向かって“何しに来たんだよ、練習?”と短い返し。このやり取りが活字となって報じられたことで、特にネット上で2人の“不仲”説に発展してしまった」

 当時を知るベテラン野球ライターが明かすように、確かに「何しに来たんだよ」との文字だけを見ると、古巣に“打倒宣言”をして退団した経緯があるだけに、読者にしてみれば“今さら、何しに来たんだ”との、工藤の心境を察することができる。ところが実際には、そんな殺伐した会話ではなかったようだ。

「頑張って」と声をかけた工藤氏

「工藤さんは当日の訪問どころか、松中が宮崎にいることも知らずに“何でいるの?”と本当にビックリして出た言葉だったそう。その後には“頑張って”と声をかけ、これに松中も深々と頭を下げています。決して2人は不仲ではありませんよ。

 それに中日退団も新監督との関係が原因ではありません。そもそも松中は現役時代から親交があった、井上監督からの要請を受けてコーチ就任した経緯があります。その井上監督が退任した以上は“自分も”となるのは当然のこと。少々、言葉足らずで誤解されがちですが、義理人情には厚い男ですから」(前出・野球ライター)

 球団の退団発表を受けて、松中は自身のインスタグラムを更新。井上監督に指導者としての機会を与えてもらったことに感謝を示し、

【ドラゴンズには、素晴らしい選手がたくさんいます。これから必ず強くなっていくチームだと思っていますし、今後の活躍を心から楽しみにしています。】

 チームを退団する際の“宣言”ではなく、工藤が預かるであろう新生ドラゴンズにエールを送った。いつかまた、2人が“チームメイト”になる日は来るのだろうか。