父から土偶を見て感動したと聞いていて、と愛子さまが

 ご誕生の前年である2000年に陛下がご覧になった、国宝・合掌土偶にも対面された。

「“合掌土偶は実は仮面をつけていたのではないか”という解説には、後頭部のほうに回り熱心に鑑賞されていました。さらには“父から土偶を見て感動したと聞いていて、時を超えてこういう場面をいただけてうれしく思います”とお伝えいただきました」(石亀館長、以下同)

10月12日、青森県の是川縄文館を訪れた愛子さま。頭が餃子のような形をした屈折像土偶
10月12日、青森県の是川縄文館を訪れた愛子さま。頭が餃子のような形をした屈折像土偶
【写真】愛子さまが「かわいいですね」と感想を述べられた、頭が餃子のような形をした屈折像土偶

 そうした父子の絆に胸を打たれるエピソードの一方、奉送迎には想定以上の県民が集まったという。

「沿道で出迎えてもらうと聞いていたのですが、予想を超える方々がいらっしゃいました。滞在は1時間ほどでしたが、お見送りのときまでほぼ変わらない数の方々がいらしたと思います。陛下のゆかりの品を、愛子さまがご覧になるのを皆さんも楽しみにされていたのでしょう。そうした多くの奉送迎に対し“すごくたくさんの方に集まっていただいてありがたい”とおっしゃっていました」

《全てに意味があると考えています》愛子さまの来県についてこう振り返った宮下知事。

「おそらく帰りにご自身のお車からちょうど夕日で輝いている鶴の舞橋をご覧になったのでしょう。“鶴の舞橋がとても美しかったです”とコメントをいただきました。そうしたひと言、ひとつの行動が、青森県にとって非常に重要な出来事だったと思います。愛子さまを前に、車椅子のおばあちゃんがいきなり立ち上がっていた光景には驚きましたね。それぐらいみんなを笑顔にして元気にする力があるということを、隣で見ていていちばん実感しました」(宮下知事)

 この地に与えた計り知れない活気と希望は、県民の記憶に残り、語り継がれていくことだろう。


2万5548人もの人が2日間で集まったという。速度を落とした車から、愛子さまはお手を振られていた