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ー ポス移籍を容認しない強み
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ー ソフトバンク一強時代が加速へ

 

 埼玉西武ライオンズの平良海馬投手、そして北海道日本ハムファイターズの伊藤大海投手らパ・リーグ、いやプロ野球を代表するエース2人のメジャーリーグ移籍が現実味を帯び始めている。

 米メディアの『サンフランシスコ・クロニクル』が10月18日(日本時間)、低迷が続くMLBサンフランシスコ・ジャイアンツが、投手補強のために平良と伊藤の調査を行なっていると報じたのだ。サンフランシスコ最大の新聞である同紙報道だけに、ジャイアンツが2人に興味を持っているのは確かだろう。

 かねてよりメジャー志向が高かった両投手だけに、本人たちにしてみれば“渡りに船”だ。平良は早くても2028年、伊藤は2029年に海外FA(フリーエージェント)権の取得が見込まれているだけに、MLB移籍を実現するにはポスティングシステムの利用が不可欠。MLB球団が興味を示している事実は西武、日ハムにとってもビジネスチャンス。

 かつて西部では松坂大輔氏をはじめ、牧田和久氏に菊池雄星投手がポスティング移籍し、2025年オフに今井達也投手と高橋光成投手のWエースがメジャー挑戦を表明。前者はヒューストン・アストロズに移籍し、後者は今オフでの海外FA権の行使が濃厚。

 そしてダルビッシュ有投手、大谷翔平投手、有原航平投手、上沢直之投手とエースをポスティングでアメリカに送り込んだ実績ある日ハム。

ポス移籍を容認しない強み

 選手の夢を後押しする、そして譲渡金で“ビジネス”する傾向もある、ポスティングには理解ある両球団だけに、“売り時”を迎えつつある平良、伊藤をショーケースに並べる可能性は高い。一方で、投手の柱を失ったチームが“弱体化”するのも必然だ。

 今シーズンを2位、3位でフィニッシュしたとはいえ、首位の福岡ソフトバンクホークスとはそれぞれ11.5ゲーム差、13ゲーム差とチーム力の違いを見せつけられた西武と日ハム。加えてエース離脱となれば、来シーズンは更なる苦戦を強いられよう。

「翻ってソフトバンクは原則的にポスティングを容認しておらず、2023年に千賀滉大が海外FA権の取得を待ってニューヨーク・メッツに移籍したのみ。エースが全盛期を国内で迎える、長期的なチーム作りも強さの一つと言えるでしょう。

 パでは近年、山本由伸、松井裕樹、佐々木朗希らが若くしてポスティング移籍していますが、彼らの移籍後はオリックス・バファローズ、東北楽天ゴールデンイーグルス、千葉ロッテマリーンズと低迷気味。片やホークスは2024年から3連覇と、決して無関係ではないと思います」