村本大輔(ウーマンラッシュアワー)

 『ゴッドタン』(テレビ東京系)の人気企画“マジキライ”シリーズ。その代表格であるキングコング・西野亮廣、女子中高生を対象にした嫌いな芸人アンケートで1位を獲得したNON STYLE・井上裕介。“芸人に最も嫌われている芸人”を自ら名乗るウーマンラッシュアワー村本大輔など、嫌われキャラを売りにする芸人が増えている。

 お笑いブームが去り仕事が激減する芸人が多い中、嫌われ芸人たちが活躍する理由を関係者はこう語る。

「バラエティー業界で西野さん、井上さんを悪く言う人はあまり聞いたことはないですね。確かに“痛い”部分はありますが(笑い)、キングコングやNON STYLEは仕事に対する姿勢がとにかく真面目。芸人の中には“真面目にやるのがカッコ悪い”と、台本などをろくに読み込まず収録やライブに臨む人も少なくないですが、この2組は台本をしっかり頭に叩き込んでから現場に来るので、スタッフ的には大変助かります」(バラエティー番組スタッフ)

 またTwitterなどで一般人にも容赦なく暴言を吐くなど、“炎上系”のウーマンラッシュアワーの村本にはこんな意見が。

「最近は炎上を恐れて守りに入る芸人が多い中、彼は“炎上、上等!”というスタンスで番組でも攻めた発言をしてくれる。それがネットニュースなどで取り上げられることで、番組なども話題になりますから、ありがたい存在ですよね」(放送作家)

 芸人仲間の間では嫌われるどころか、賞賛の声も。

「可愛がっている後輩やお世話になっている先輩に対しては、驚くほど優しい。北海道・稚内から徒歩で東京まで移動するという企画を自発的に行った先輩芸人に対しては、随時Twitterで情報を拡散。地元民が差し入れなどをしてくれるようにフォローしていました。さらに忙しいスケジュールを縫い、その先輩に数時間会うためだけに宇都宮まで会いに行って励ましたりもしていましたね。芸人の間では嫌われるどころか、“プライベートを切り売りしてまで、話題作りをして凄い”と尊敬されています。こんなこと言っちゃうと、彼の仕事の妨害になっちゃうかもしれませんが(笑い)」(お笑い関係者)