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 4月28日、31歳年下の歯科衛生士“みなこさん”との結婚を発表した演歌界のアニキこと冠二郎。

「週刊女性さんが年齢詐称を報じてくれたから、結婚できたんだ。本当に恩人ですよ!」

 彼の“年齢5歳サバ読み”を『週刊女性』がスクープしたのは昨年2月のこと。そのときの心境をこう明かす。

「記事掲載の連絡があったとき、編集部に殴り込もうって思ったんだよ。“サバ読んでいるやつなんてほかにもいるだろ!”って。だけど、レコード会社の部長が“それじゃ相手の思うつぼだ”って止められて、雑誌発売日までに2キロくらいやせちゃったよ……。

 でも、あの報道のおかげで、“冠さんは面白い”ってテレビや営業などの仕事が3倍に増えちゃった。人生ってわからないよなあ」

 一気に5歳年をとった冠に天使が舞い降りたというのだから、人生とはわからないもの。

「今年1月24日のイベントに、たまたま地元の歯科衛生士の女性が手伝いに来ていたの。ひと目見てバチバチってきちゃって、正直言ってオレが惚れちゃったのよ。一目惚れってやつだね(笑)」

 だが、直接、電話番号を聞くことができなかった冠。そんな空気を察して、連絡先を交換したのがマネージャーだった。

「マネージャーに言わせると、オロオロしていたみたい。だから、その日のステージはむちゃくちゃ気合入ったよ。彼女に向けて“セイヤ!”って、気合がいつもの100倍くらい入っちゃったからね」

 その後、連絡を取り合い初デートは2月4日。

「彼女が“表で会うと目立っちゃうので冠さんの自宅で”なんて言うから、オレとしても“話早いねー”みたいな感じよ。それで彼女が釜と食材を持ってきて、餃子を作ってくれたの。いきなり胃袋つかまれちゃったのよ」

 こうなると、行動は早い。2月7日には彼女の両親に挨拶に行くことに。

「あちらのご両親のほうが少し年上だったのが助かったよ(笑)。オレが来てびっくりしていたけど、ご両親から“冠さんならいいよ”って言われて、俺その場で泣いちゃってさ。プロポーズしたのは、その帰りの車の中。“俺の命をあげる。ふたりで幸せになろう”って。向こうは助手席でコクッてうなずいてね。なんてったって、初婚同士だからね!」

 3月27日に新宿のホテルで両家の親族が顔合わせ。3月30日には冠邸で同居をスタートさせ、翌31日に入籍という“スピード婚”だ。

「彼女は披露宴も結婚式も指輪もいらないっていうのよ。でも、写真だけはと思って近所の神社に行って衣装合わせしたら、神社のおばちゃんに“冠二郎なんだから結婚式挙げなさい”って言われて“じゃ、挙げる”ってその場で言っちゃって。

 そうしたら“写真やら衣装はどうします?”って聞くから、“ケチなこと言うな、全部やれ!”って。衣装合わせしている彼女はとても楽しそうだった」

 来る5月26日に都内で結婚式をするという冠夫妻。だが、思えば年齢詐称の際、話題になったのが、“カツラ疑惑”。こちらは、番組でイジられ証明したが、冠にはそのときにも触れられなかった、もうひとつの疑惑が……。『週刊女性』は思い切って聞いてみた。

――冠さん、ゲイ疑惑払拭のための偽装結婚では?

「それ、ずっと言われていたのよ。まあ、この年まで結婚しなければね(笑)。本当に今は寝るのもお風呂もずっと一緒なのよ。ひとりのときはお昼に起きていたのに、今じゃ彼女の出勤に合わせて5時半に起きてお見送り。キスはしないけど、玄関でギュッと抱っこしてね。

 こんなんでオレ、『男の演歌』を歌えるのかなあ(笑)。でも、今までも結婚手前までいった女性はいたのよ。だけど、本当の年齢を知られるのが怖くて、あとひと押しができなかった。週刊女性さん、ホントありがとう!」