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 4月から『メレンゲの気持ち』、『めざましテレビ』に抜擢されたHey! Say! JUMP伊野尾慧

 イケメンなのに注目度が低かったのには理由がある。伊野尾は'09年に明治大学理工学部建築学科に入学し、学業のかたわらアイドルを続けていたから、露出が少なかった。

「事務所と4年で卒業する約束をしていたそう。仕事と学業を両立させ、留年せず卒業しました。忙しい日が続くと大学に泊まってレポートを書くというマジメぶりだったそうですよ」(芸能プロ関係者)

 アイドルに専念できるようになった'13年からはドラマや映画出演が増え、バラエティー番組でも活躍するように。

「最近のジャニーズはハーフの子やマッチョな子、ホストのような子など個性派が増えています。そんな中で伊野尾クンは断然、正統派ですね。童顔でたれ目の中性的なルックスで、誰が見てもジャニーズとわかる。トシちゃんやシブがき隊のようなフワフワヘアで、昔のジャニーズのようなビジュアルが老若男女にウケているのだと思います」

 元ジャニーズJr.のジャニーズ評論家・石丸志門さんの分析だ。誰にでも好かれるビジュアルは強みで、そこに高学歴という要素が加わって、ジャニーズファン以外の層も取り込めるという。

「今は、ジャニーズのファンではない人をいかにトリコにするかが生き残りのカギ。実は美形の子って敷居が高そうなのでイジりにくいんです。でも彼は飄々とかわしていくので、とても頭の回転が速いな、と感じます。また、理系男子はジャニーズ初なので、重宝されるはず」

 こう太鼓判を押すのは、イケメン評論家の沖直実さん。個性のひとつである建築学科への入学理由は、ステージや劇場の設計をしたかったから。勉強するにつれて興味は広がっていった。

「東日本大震災を経験したことから、都市計画の重要性を痛感したようです。仮設住宅に泊まり込んで話を聞き、住宅再建や防波堤の建設などについて研究。ドイツの大学でチームメンバーとともに発表会も行いました。芸能界以外の場で、コミュニケーション能力も磨かれたんだと思います」(前出・沖さん)

 建築学科卒業という経歴もしっかり生かしている。

「共演した坂上忍さんから“俺の家を建てて”とラブコールを受けていました。大学で学んだ知識に加え、実家で犬を飼っていた経験を生かして具体的に提案していましたよ。 玄関を広くして犬の足洗い場を作るというアイデアを披露。頭の回転が速く、機転のきいた話ができるので、坂上さんも感心していました」(前出・番組制作会社スタッフ)