自治体からして自虐PRをする時代。今回は47都道府県のイタタタな県民性を調査した。
【徳島県】阿波美人で知られるが、なぜか目立たない
阿波踊りが有名な徳島県。しかし“阿波”がどこを指すのか知らない人も多い。また阿波美人といわれるほど美人の産地だが、日本三大美人の秋田・京都・博多と比べると、だいぶ知名度が低い。
すだちの生産量が第1位。キャラクターの「すだちくん」は可愛いかどうか微妙だが、営利目的での使用も無料なので、そこここで見かける。阿波商人気質で、お金儲けは大の得意。明るく働き者な女性ばかりだが、不思議と素直さに欠ける部分もある。
★心のライバルは高知県、香川県
大阪をリスペクトしており、四国3県は眼中にない？
【香川県】「うどんだけじゃない」、ディス県をPR
「うどん県。それだけじゃない香川県」とディスをうまく使ったキャッチコピーを掲げる香川県。さぬきうどん公認キャラクター「うどん脳」という、奇妙なキモカワ系のキャラクターまで登場。
うどんの消費量、うどん屋さんの店舗数は、もちろん全国第1位。インパクトのあるPRで話題になったが、結局、うどん頼みである感は否めない。女性教育が盛んだった香川は、自立心の強い女性が多いが、同時にプライドも高くわがままな部分も。
★心のライバルは愛媛県
柑橘系産業の盛んな、お隣の愛媛がちょっとうらやましい
【愛媛県】蛇口からポンジュース？
愛媛の名産、みかん。松山空港利用促進協会のイベントで空港に設置された「ポンジュース蛇口」が話題に。2012年は今治市の「いまばりバリィさん」がゆるキャラグランプリで第1位に輝いたが「県の公認キャラクター“みきゃん”は……？」と聞かれると答えに困る。
男女ともに「ほどほど」であることを愛し、のんびりと生きる県民性だが、商売っ気は盛んで金使いも荒い。東部はしっかり者、中部はクヨクヨしない性格、南部は情熱的。
★心のライバルは香川県
オリーブとかおしゃれにPRしちゃって……くやしい
【高知県】酒飲みは確かに多いけど……決めつけないで
高知県といえば、「酒飲み」のイメージ。島崎和歌子的キャラに見られるが、実際に年間の飲酒代は日本一で、言い逃れの余地はない。飲める酒の量で人を評価する。四国の中ではイマイチ地味な存在だが、性格は明るく社交的。
坂本龍馬のように海外を意識する人が多く、広島のように日本人離れした考えをもっている。愛媛県と同じく、金使いは荒くパーッと派手に使うのが好き。女性は「はちきん」といわれるたくましいしっかり者が多い。
★心のライバルは香川県
四国の中では、香川県の県民性となぜかウマが合わない。
◎お話を伺ったのは矢野新一先生
(株)ナンバーワン戦力研究所所長。県民性研究の第一人者で“県民性博士”。県民性に関する著書は20冊を数える。マーケティング販売戦略に関しても第一人者であり、地域戦略やランチェスター戦略に関しての著書も多い。
