『テッペン! 水ドラ!!「死幣」』に出演する葉山奨之 撮影/佐藤靖彦

 朝ドラ『まれ』でヒロインの弟役を演じブレイク。若手実力派として脚光を浴びる葉山奨之が、『テッペン! 水ドラ!!「死幣」』(TBS系・水曜夜24時10分~)で傲慢な性格で周囲から煙たがられる大学生の灰谷源役で出演中。

「例えば凶悪犯とか、見ている人に“嫌だなコイツ”って思われる役をたくさんやってみたいです。イケメン系も面白いんですけど、嫌われる役はパワーがいるし、すごくやりがいがあるんですよ。なので、毎日楽しんで演じています!」

 物語は、“呪われた一万円札=死幣”を手にしたものが次々と謎の死を遂げるという、夏の夜にピッタリのホラーサスペンス。

幽霊は苦手だけど信じています。先日初めて金縛りにあったんです。目が覚めたら身体が動かなくて、“早く終われ!”と思って目をつぶったんです。でも、嫌な感じがして起きたら、枕元に僕と同い年くらいの若者3人が自分を見ながら爆笑していて。

 もうあまりの怖さにそこから記憶がなく、気づけば朝になっていました。本当に恐怖で、家中に塩をまいています(笑)」

 ホラーよりも苦手なものがあるという。

幽霊もキライですが、“G”が一番ダメです。(ゴキブリって)言うのも嫌なのでGって呼んでいます(笑)。この前も、家のゴミ捨て場にGが3匹くらいいて“うわー!”って夜なのに叫んでしまいました。部屋もG駆除対策は万全。ほかにも蚊とかコバエとか、もう虫全般が苦手です!」

 そんな彼の俳優人生はある人への憧れから始まった。

「14歳のときに小栗旬さんに憧れてこの世界に入りました。最初にお会いしたのは事務所の忘年会。社長に“こいつ旬のファンだから”みたいな感じで紹介していただいて。本当に緊張しました! そのとき握手していただいたんですが、“もう手を洗わない”って思いました(笑)」

 そして年月が流れ、現在20歳。オトナの醍醐味をすっかり満喫しているそう。

「20歳になったときは舞台をやらせていただいていて、そこで古田新太さん、吉田鋼太郎さん、いろんな方々に飲みに連れて行っていただきました。みんなでワイワイお話しながら飲んで食べて、次の日にみんなで舞台に臨んで、“これがオトナか”って実感(笑)。ステキな先輩に囲まれて迎えた20歳は、僕の中ですごく貴重な経験になりましたね」