いま、人々が街中で探すものといえばポケモンだが、女性や外国人旅行客を中心に、珍しいデザインのマンホールを街中で探すのもジワジワとブームになっているとか!

「スマホが普及しSNSに写真をアップする人が増えたことで、マンホールの魅力にハマる人が増加しています。それに比例し、マンホールに力を入れるようになった自治体も。ご当地ゆかりのキャラクターを使用した蓋も設置されるようになってきています」

 そう話すのは下水道広報プラットホーム(GKP)企画運営委員の山田秀人さん。

 今年3月には調布駅周辺に『ゲゲゲの鬼太郎』のマンホールが設置されて話題に。

「マンホールはその土地ゆかりのイラストなどがデザインされた世界に誇れる日本の文化だと思っています。マンホールをキッカケに下水道にも興味を持ってもらえたらうれしいですね」(山田さん)

写真左上:調布駅南口に設置されている「映画のまち調布」PRマンホールのひとつ『ガメラ』の蓋。ほかに『大魔神』などがある(東京・調布市)/写真右上・右下・左下:駅前の放置自転車や歩きタバコなどが問題になっている調布市がマナー向上&同市のPRのため『ゲゲゲの鬼太郎』をモチーフに設置。メッセージが書かれた蓋は全国的にもレア(東京・調布市) 撮影/大嶺こず恵
写真左上から時計回り:石ノ森萬画館付近には、宮城県出身の漫画家・石ノ森章太郎の代表作『ロボコン』蓋が(宮城・石巻市)/ゆるキャラグランプリで1位に輝いた『出世大名家康くん』もマンホールに(静岡・浜松市)/作者・青山剛昌の出身地のコナン通りに設置されているコナン蓋。色・デザイン違いも(鳥取・北栄町)/豊川市の観光マスコットキャラ『いなりん』蓋。豊川稲荷前などにあるのでチェック!(愛知・豊川市) 撮影/大嶺こず恵

 今春からは、マンホールカードの無料配布も開始され、予想を上回る人気だそう。

「4月に配布した第1弾の30種類のカードは7万枚刷り、3万枚を増刷しました。8月に出した第2弾は44種類で13万枚。参加したいという自治体からの問い合わせも殺到しています」(山田さん)