結婚を仕事にしたヒロイン役の新垣結衣と、契約夫役の星野源が初共演するラブコメディー『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系 火曜夜10時~)。好調な視聴率とともに、星野が歌う主題歌『恋』のエンディング・ダンスも話題沸騰の“逃げ恥”。その舞台裏をプロデューサーに直撃──。

 就活に失敗し、「仕事としての結婚」を思いついた彼氏なしのヒロインが、草食系の“プロの独身”を自認する男と、契約結婚。夫=雇用主、妻=従業員という不思議な関係を描く、新感覚の社会派ラブコメディーが好調だ。原作は海野つなみの同名コミック。

 主人公の森山みくり役に新垣結衣、契約夫の津崎平匡役に星野源をキャスティングした、峠田浩プロデューサーは“パーフェクト!”と胸を張る。

「原作を読んだときから、みくりを演じられるのは新垣さんしかいないと思っていました。小賢しいのに可愛いという、難しい役どころで、ともすると計算高い嫌な女になってしまう。でも新垣さんは、みくりの小賢しさを微妙なニュアンスで笑いに変えてくれています。

 そして、クールなだけでなく、オドオドしたり可愛らしさがあったりする平匡は、幅広い演技ができる星野さんにと考えていました。撮影に入ってからも、おふたりにお願いして本当によかったと実感する日々です」

 新垣と星野は、初共演ながら息がぴったり。ふたりだけのシーンも多いが、楽しく撮影しているよう。

「コミカルなやりとり、リアクションはほとんどアドリブです。お互いを信頼し合っているからこそできることですね。仲がよくて、撮影の合間には、楽しそうに話したり面白動画などを教え合ったりしています」(峠田P、以下同)

 契約結婚について、新垣は“本人たちが望むなら、あり”、星野は肯定派で、さらに主題歌も手がけているうち結婚願望が湧いてきたそう。

「大人気の星野さんの結婚となると大騒ぎになりますから、撮影期間中は控えていただければ(笑)」