スローエイジングは今の自分を知ること

「年を重ねてきて私が思うのは、自分の身体をあきらめちゃダメということ。そして、自分の今を見るということです。以前はできていたことができなくなったと悲観したり、将来はどうなるのだろうと心配したり、過去や未来ばかりを見て不安になる人がいます。そうではなく、今の自分を見て、知ることのほうがずっと大切。現実を見ることからスローエイジングは始まります。

 鏡や動画を見て、自分の身体を知り、そして、今できることは何なのかを考えましょう」

 年齢とともに定期的に身体を鍛えることはおっくうになりがち。今年こそ“ジムに通う”“ウォーキングを始める”と決意するものの、なかなか実行できない。

 「だからこそ日常生活の中で無理なく継続できる方法を見つけて。身体は何歳からでも変わります。まずは座り方を変えて、きれいな若々しい姿と健康を手に入れましょう」

<プロフィール>
奥谷まゆみさん
整体トレーナー。心理療法を勉強したのち、1994年から整体師として活動を始め、'98年に「からだクリエイトきらくかん」を開設。近著に『Dr.クロワッサン 座り方を変えるだけで、不調は治る!』(マガジンハウス)など。