気になるライブの内容はというと、

平尾さんがおひとりで歌ったのは、2曲です。あとはお弟子さんたちと一緒に5曲くらい歌いました。利用者のなかにはファンの方もたくさんいたので、“キャー”という黄色い声も(笑)」(同)

 とはいえ、寝たきりだったり車イスが必要だったりして、会場に足を運べない人も。すると、平尾はライブの前にそうした人たちのもとへ行き、声をかけたりしたそうだ。

ライブが行われた千葉県東金市のゆりの木苑
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「利用者の中には、コミュニケーションがとりにくい方もいます。それでも平尾さんは慣れているのか、反応がなくても自分から“お元気ですか?”などと、どんどん声をかけていましたよ」(同)

 だが、自身も無理をしていたようだ。

ステージの横で休憩するときには、利用者の方から見えないように、すぐに酸素を吸入していました。以前よりすごくやせた印象を受けたので心配していましたが、ステージに立つとガラッと変わったので、やはりプロだなと思いました」(同)

 布施明に書いた『愛は不死鳥』ではないが、平尾もまた不死鳥のように、これからも“生涯現役”で歌を届けてくれることを願いたい。