左上から時計回りに沢口靖子、高畑充希、大島優子、柏木由紀、竹内結子

 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に主演し、2016年に大ブレイクした女優の高畑充希。先日、2017年のエランドール賞・新人賞を受賞するなど、その勢いは止まらない。

 しかしネットでは、仲良しだという元AKB48・前田敦子とともに、「二人とも目が寄っている」と言われるなど、パーツの残念さを指摘されることも多い。

 ほかにも、「美人なのに顔のパーツが残念」と言われる芸能人は多い。笑うと歯茎がむき出しになるガミースマイルの沢口靖子、笑ったときの歯並びの悪さが指摘される元AKB48大島優子、鼻の穴が少し上を向いている竹内結子、“にんにく鼻”と言われることもある団子鼻のAKB48柏木由紀などがネットでも名前を挙げられている。

 このような、残念なパーツを持つ美女=“パーツ残念美女”に対し、美容外科「高須クリニック」の高須院長はどのような評価を下すのか? 話を聞いた。

――2016年を代表する女優となった高畑充希さんですが、彼女の顔を高須院長はどう分析しますか?

高須「すっごい朝ドラ向きの顔! 美容的に言うと鼻根が低く団子鼻気味でちょっとブタさん鼻だし、口元も少し出ていて目は左右非対称。じっくりパーツを見ると残念な箇所がゴロゴロ出てきますが……これこそ朝ドラのヒロイン向き!

 だって、もさい役や汚れ役を美女がブスのフリしてやっても、みんな『え~?』って思うでしょ? それが、ちょい残念美女がやるとどうでしょう! これがハマるんですね~。ということはドラマにリアリティが出る。よって朝ドラの評価も上がる、というわけで朝ドラ向きの顔です」

――なるほど! 残念な美女であるが故に、いいキャスティングだったのですね。

高須「映画黄金期など、昔は絵画から抜け出たような美男美女が男優・女優の条件だったでしょうが、今は時代も変わり、どんどんナチュラル志向になっているからね。整形界もそうです。ちょっと前なら不自然なくらいの、とんがり三角顔に完全左右対称のくっきり二重目、ツンとした高い鼻などがオーダーに多かったけど、最近は自然っぽさを求められます。高畑さんも仲良しの前田敦子さんも左右の目や眉が非対称だし。でもそれでモテるんだと思うよ」

――女優としてのよさだけではなく、モテにもつながると?

高須「そう、全部ダメだと厳しいけど、かわいい、きれいな中に残念なパーツがあるということは、親近感につながるから。もしこれを読んでいる中に婚活中の方がいたら、ちょっとダメなところをアピールすると安全性を感じられるので、お嫁さんにふさわしいと思われるかもしれませんよ!」

――婚活にも有利なんですね。では、沢口靖子さん、大島優子さん、竹内結子さん、柏木由紀さんも、やはりパーツ残念美女でしょうか?

高須「そうだね。でも沢口さんはちょっと古めかしい顔の美人だけど、顔の印象として良くなかったホクロも取ったし、この口元は残すくらいでいいでしょう。大島さんもこれで歯並びをまっすぐで真っ白に直したら、そこらへんを歩いてる普通の美人になっちゃうから、これが逆にインパクトを与えていいんだと思います。完成度より親近感が今の人気者の条件だしね。竹内さんも柏木さんも、少し美人には足りないんじゃない? ってところが受けてると思うね」

――残念なパーツをカバーする方法は、どのようなものが思いつきますか?

高須「それは整形をするなら簡単だし、メイクでもカバーできるかもしれないけど、欠点のない美人であることを選んだために、女優としての人気は陰るかもしれないね。クリニックでも『この欠点がチャーミングなのにな』と思いつつ、本人が変えたがるということはありますよ」