「国を思う象徴天皇としての責任感の強いお方」

 青春時代の“等身大”の陛下を知る同級生たちに思い出とともに聞いた。

陛下は御所から外国産ではなく国産の日産プレジデントに乗って、学習院に登校されているのが印象的でしたね。学生当時から穏やかなイメージでしたが、いつもオーラがおありでした

 と語るのは学習院大学政経学部政治学科で陛下と同級だった佐々木譲さん(84)。

 佐々木さんは大学卒業後、川崎汽船に入社。定年退職後は、さいたま市の町おこしを目的としたNPO法人に関わり、演歌歌手・冠二郎さんの作詞を担当するなど活躍している。

「陛下はいつもお弁当でしたが、お持ちでないときは仲のいい何人かと一緒に食堂で昼食をとられていました。確か35円くらいのカレーライスがお好きだったようで、よく召し上がっていました」

同級生と一緒にお弁当をほおばる「明仁親王」時代の陛下('49年・高校1年生ごろ)

 陛下は大学2年生になる直前に、昭和天皇の名代として英国のエリザベス女王の戴冠式などに参列するために、7か月近く欧米諸国をご訪問。結果、必要な単位が取得できず「聴講生」扱いとなり、学習院大学には4年間在籍したが「卒業」することはできなかった。

 佐々木さんが続ける。

「しかし、卒業式には陛下も出席して学校に対する感謝のお気持ちがこもった挨拶をして、『蛍の光』と校歌も一緒に歌われていましたよ」

 陛下の譲位のご意向については次のように考えている。

皇室典範を改めるのは至難だと思います。譲位を恒久的な制度にするのは遅くなっても熟考することが肝要なので、暫定的に今回は特措法で対応するのが望ましいと思います。

 国民のことを考えていらっしゃるからこそでしょうが、同年代の私から見ても、あの公務の量ではお身体が本当に心配です。

 一般人でしたら息抜きもできるでしょうが、国を思う象徴天皇としての責任感の強いお方なので、陛下はなかなかできないと思います