目次
Page 1
ー 英国から見て「日本の皇室は素晴らしい」
Page 2
ー “イギリス色”に反骨精神あり!?

 日本社会の現状に、「遅れてる! 海外ではありえない!」なんて目くじらを立てている人もいますが……。いえいえ、他の国の皆さんも基本は一緒! 「衝撃」「笑える」「トホホ」がキーワードの世界の下世話なニュースを、Xで圧倒的な人気を誇る「May_Roma」(めいろま)こと谷本真由美さんに紹介していただきます。日本の皇室に垣間見える「イギリスイズム」とはーー。

英国から見て「日本の皇室は素晴らしい」

 小室圭さん・眞子さん夫妻に第1子が誕生していたことが報道されるなど、何かと日本の皇室の話題が注目を浴びますが、イギリスのロイヤルファミリーに比べればおとなしいくらい。こちらは“不倫”“離婚”“内紛”は日常茶飯事という状況ですから。

 とはいえ、日本の皇室はとてもイギリス的です。日本は開国以降、大英帝国からさまざまな分野で影響を受けています。それが今に続き、今上陛下と雅子さまは英国の名門・オックスフォード大学で学んだ経験を持ち、陛下はテムズ川の水運史などを研究されていました。英国の王族や上流階級は、営利目的ではない学術的な研究や社会貢献を重んじる規範があるため、日本の皇室に対して「イギリスの価値観や社会規範をよく理解し、それに沿った行動を取っている」と目を細めているくらいです。

 しかも、第2次世界大戦時は敵国、宗主国と植民地という関係性ではないという背景がありながら、イギリスの伝統や規律を模範にし続けているため、「日本の皇室は素晴らしい」と映るわけですね。

 というのも、同じくイギリスと干戈を交えたドイツやフランスであれば考えられないこと。これらの国の上流階級がオックスフォード大学やケンブリッジ大学に留学することはまずないし、イギリスの上流階級が行うポロやクリケットといったスポーツを行うこともないでしょう。