受験勉強は“質×量”

卒業式当日、東大構内で
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「ツイッターなどで何度も聞いたのが、勉強の方法がわからないという悩みです。勉強の方法がわからないのは、重要なものとそうでないものの取捨選択ができていないから。東大合格という目標があるなら、当然、最も優先すべきなのは“合格する”という結果ですよね。その結果のためには“どう受かるか”という戦略を練らねばなりません。

 だらだらと勉強時間を長くしたり、予備校に通っているだけで安心したりしていては合格には結びつきません。勉強を公式で表すなら“質(クオリティー)×量(時間)”です。時間はどの受験生にも平等に流れていますから、東大に行きたいならほかの人より“質”を上げなければなりません。

 私がそれに気づいたのは、落ちこぼれで受験勉強を始めたのも遅く、最初に受けた模試の判定は最低のE判定(合格率20%以下)という底辺からのスタートだったからです。これでほかの人と同じように普通に勉強していたら受かりっこないですよね。そこで、短期間で効率的かつ急速に偏差値をアップさせる方法はないかと、勉強法の本を読みました。そんな中で、自分なりの効率的な勉強法を編み出していきました」

 費用対効果や効率。これらを抜きにがむしゃらに勉強してもダメだと杉山さんは繰り返します。

「精神論は何の意味もありません。私は学校の授業中も内職をしていました。先生の気持ちが全く気にならないわけではありませんが、高校は義務教育ではないのですから。それに先生は、その時点での生徒の成績からものを言うしかありませんが、効率のよい勉強をしていたら、成績は飛躍的に上がります。そういう意味では、東大なんかムリという先生の意見は無視していい。

 それと、学校の授業や予備校の講義は意外と効率が悪いんです。通学にかかる時間や板書、雑談などで、実質的な勉強時間は減っていきます。それなら自分ひとりでやったほうが効率的ですよね。私の友人は、予備校には通わず、予備校のテキストだけを使って独学で東大に入りました」

 国語、英語、歴史など、教科別の勉強法でも、杉山流ノウハウが詰め込まれている。

「英語の長文読解ができるようになるために何をすべきか、国語の読解にはルールが存在するなど、マンガでわかりやすく絵解きしています。ノートの使い方については、マンガならではの表現でわかりやすくビジュアル化できたと思うので、ぜひやってみてもらいたいです」