「昨年公開されて大ヒットした、山崎賢人の主演映画『キングダム』の続編が決定したそうです。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が原因で、製作現場からは悲鳴が上がっているんですよ……」(芸能プロ関係者)

撮影延期の悲鳴とは

『キングダム』といえば、累計発行部数4000万部を超える人気漫画が原作。

「中国の春秋戦国時代を舞台に天下の大将軍を目指す『信』や、のちに始皇帝の名で知られる『えい政』などの英雄たちのドラマを描いています。昨年に実写映画化されると、興行収入50億円を超える大ヒットを記録し、すぐに続編製作のウワサが流れたほどなんです」(映画誌ライター)

 待望の続編というわけだがその“悲鳴”とはいったい──?

 一方で“コロナ危機”によって、アノ話題作もあおりをくらっていると話すのは、あるテレビ局関係者。

「'21年に『Netflix』内でネット配信が予定されている『全裸監督2』の撮影が現在始まっています。実は、そのスタッフの中から、コロナ感染者が出たそうなんです。『全裸監督2』は主に、TBSのスタジオで撮影していたのですが、感染者が出たことで撮影を中止したんだとか。今は、世間の状況を見ながら撮影再開の時期を見計らっているんです

 伝説のAV監督・村西とおるを山田孝之が演じて大きな話題となった本作だが、続編となる今回は“別の意味”で話題を呼びそうな予感が。

「昨年、コカインを摂取したとして麻薬取締法違反の罪で執行猶予つきの有罪判決を受けたピエール瀧さんが『全裸監督2』に出演する予定なんです。レンタルビデオ店の店長役で前作から引き続き演じるのですが、逮捕されてから初めて映像作品に登場するので“復帰作”にあたるんですよ」(同・テレビ局関係者)

 コロナの妨害によって瀧の映像作品への復帰の道のりは、まだまだ前途多難のようだ。

 前述した『キングダム』は、『全裸監督2』のように感染者が出たわけではないものの、“作品の舞台”が製作陣の頭を悩ましているそう。

『キングダム』は“全4部作”で、3年ほどに分けて公開する予定です。残りの3作は、今年6月から約5か月かけて中国で撮影する計画でしたが“コロナ感染者が蔓延している中国での撮影は当分できない……”と、製作陣は苦悩しているのです。とはいえ、作品の舞台が中国なだけに、日本でかわりに撮影できるはずもありません。“公開を延期するしかないのか”と、スタッフたちは戦々恐々としている状況です」(前出・芸能プロ関係者)

 早く続編が見たいけど、こんな状況じゃしかたない……。