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野村康太 撮影/廣瀬靖士 ヘアメイク/SUGANAKATA(GLEAM)スタイリスト/能城 匠
人見知りな性格だと話す野村
「最初に台本を読んだとき、監督さんに“この役は僕そのままです!”と言った記憶があって。それだけ共感できる部分がたくさんありました。座長としては、“みんなにたくさん話しかけよう”と思っていたのですが、人見知りを発揮して結局自分からはあまりいけなくて(笑)。逆にみんなが話しかけてくれました」
そう話すのは、公開中の『6人ぼっち』で映画単独初主演となる野村康太。クラスに友人が1人もいない陰キャ男子、加山糸を演じる。
修学旅行の班決めで誰とも組めなかった5人の“ぼっち”たちと同じ班を組まされ、強制的に班長に。なんとか役割を果たそうと奮闘する役どころだ。
「僕も意識しないと初対面の人に話しかけにいけないので、自分の心の奥底に陰キャの要素はあると思います。周りからそう言われたことはまったくないですけどね(笑)。
糸のすごいところは、みんなを盛り上げるために自分が苦手なことも頑張って挑戦するところ。本当に勇気がいりますし、僕は自分が苦手なことはできればやりたくないタイプなので、カッコいいと思いました。行動すること、勇気を出して一歩踏み出すことって大事だなと」
性格も趣味もバラバラな6人は、どこかよそよそしく班行動もひと苦労。しかし、実際は仲良しだったという。
「撮影期間中はごはんもみんなで行って相当仲良くなりました。橋の上でみんなが感情的になるシーンがあるのですが、カットがかかった後に6人全員で抱き合いました(笑)。感情を乗せなきゃいけないシーンだったのですが、吉田晴登くんが全力100%でお芝居をしてくださったおかげで、みんなもやりやすかったんじゃないかな」