開催中の「EXPO 2025 大阪・関西万博」(以下、大阪万博)で問題になっている、虫の大量発生。SNS上では当初、大屋根リングの木製の柱、屋外の像などに虫が集まる様子が投稿されていたが、今度は会場にあるコンビニエンスストア内まで《虫だらけ》と大騒ぎになっている。
『アース製薬』にSOS
発生中の虫は“ユスリカ”とみられており、人を刺すことはないというが、個体は小さくとも大群のインパクトは強烈。大阪万博の会場は水辺で、気温が上がってきたこの時期に発生しやすくなったようだ。木柱などにユスリカが群がる光景に、SNSユーザーからも《かなりキモい》《近づきたくない》といった悲鳴が上がっている。
そんな中、会場内のコンビニにまでユスリカが押し寄せているという報告も。ネット上に拡散されている映像では、コンビニの壁や入口、床、商品棚にもユスリカが集まっていることが確認でき、

《コンビニの中が虫で溢れてるのは流石に無理》
《不衛生すぎる》
《普通の街の店舗やコンビニや商業施設だってこんなに虫が入り込んだり、大量発生してたら大問題だし徹底して駆除するかしばらく閉店するレベルだよね?》
《コンビニ内もユスリカまみれか 夏ヤバそう》
《日本のイメージ悪くなる》
など、ネガティブな声がますます増えている。
そのほか《虫用のコンビニ》という皮肉もみられる一方、同店で働く従業員に《虫手当》をつけたほうがいいとする声や、《色んな人が時間かけて批判はあれど頑張って準備したのに「虫」で全てがマイナスになるのは勿体なさすぎる》といった意見も。
こうした事態を受け、大阪府の吉村洋文知事は、殺虫剤などの大手メーカー『アース製薬』(本社・東京)に協力を要請したことを報告。翌日には同社も大阪万博への商品提供を明かし、ユスリカの発生源を把握するために現地調査も行うという。
アース製薬は大阪府と包括連携協定を結んでおり、同社の社長に吉村知事も直接“SOS”の連絡をしたとのこと。梅雨、そして夏を迎えてからの虫対策も含め、アース製薬が大阪万博の救世主となることを祈るばかりだ。