目次
Page 1
ー 抱いていた「人生の焦り」
Page 2
ー 少しずつついてきた“自信”
Page 3
ー いちばんおいしいビール

「ビール、本当に大好きなんです! もう僕は“ビールで始まってビールで終わる男”なので。人生もそうありたい! ……あ、始まるのはダメか(笑)」

 笑顔いっぱいで話し始めてくれたのは、窪塚愛流。放送中の夜ドラ『あおぞらビール』に主演している。

抱いていた「人生の焦り」

 演じているのは、自称“Fラン大学”4年生のアウトドア自由人・森川行男。就職活動に行き詰まる同級生・八木(藤岡真威人)に“面接で話すネタ”を体験させるべく、ノリで後輩・松宮(南出凌嘉)も誘ってプチ冒険を繰り広げる……!

 撮影の9割は、なんとiPhoneで。大がかりな撮影スタイルではないため、臨場感たっぷり。“演技というより、素?”と思うほど、やんちゃでキラキラとした表情がまぶしい。

 窪塚は、本作が連ドラ初主演。

「ついに託していただけるんだという、信頼される喜びはありました。一方で、この大役への責任感にビビる気持ちもあったんです。それは迷いではなくて」

 撮影前にイメージした以上に、森川役には熱いエネルギーと無邪気さが求められた。

「そのころ、どこか人生に焦る気持ちもあって、自分の気持ちに蓋をして人の話を聞いていて。でも、やっぱり自分は等身大が似合うし、そうじゃないとダメになる。僕は僕なりに自分にしかできないものがあるから、主演とかは関係なく、そのままで行こう! と吹っ切れました」