目次
Page 1
ー 低コスト+品質重視の魅力アイテム続々登場
Page 2
ー ラインナップがどんどん豊富に【冷凍食品】
Page 3
ー おいしくて身体にやさしい【生鮮&調理済み】
Page 4
ー “手軽でうまい”こそ正義!【加工・レトルト】
Page 5
ー 変わり種から定番まで!【麺】 ー お値打ち!うまい!が両立【パン・菓子系】

 終わりの見えない物価の高騰が続く中、注目を集めているのがプライベートブランド(PB)だ。PBはスーパーなどが独自に開発・販売するオリジナル商品のことだが、

各スーパーの独自性をアピールしやすく、 利益率のいい商品づくりが可能なため、商品数が急増しています

 そう語るのは食文化研究家のスギアカツキさん。

低コスト+品質重視の魅力アイテム続々登場

原材料費の高騰や高齢者の増加によって、従来人気だったプレミアム傾向ではなく、製造コストを抑えることで実現した質のいい低コスト商品や、健康志向派のための商品が充実しています

 PBマニアのヤギコさんも、最近のPBは“健康”と“ご褒美感”の両立が進んでいると次のように話す。

低価格のイメージは維持しつつ、品質を重視する傾向に。製造メーカーをしっかりと明示し、コラボ企画や健康志向ラインを充実させるなどナショナルブランドに劣らない魅力を打ち出しています

 中でもヤギコさんが注目しているのが、

「イオンのPBはアイテム数が圧倒的で、味のバリエも豊富。また、ライフの健康志向のPBは、有機・国産素材や添加物を抑えた品ぞろえなのに、日常使いできる手頃さが人気。セブン&アイの麺類は有名ラーメン店とのコラボが多く、外食気分を手軽に味わえるとバズっています」

 一方のスギさんは、冷凍食品に注目する。

以前はお弁当のおかずや餃子などが主流でしたが、今はワンプレートのような、温めれば食事が一式そろう冷凍食品が大人気。野菜高騰の中、冷凍野菜の注目度も高まっています

 いいものが低価格で手に入るPBは、物価高時代にジャストフィット。賢く選択してこの時代を乗り越えたい。