高校時代の“モテ経験”は?

高杉「僕は地味でしたよ。雨の日に髪の毛ボサボサで学校に行ったら、“この仕事をしているとは思えない”って(笑)。全然モテなかったです」

「私もそんな感じでしたよ(笑)。女子校だからちょっと若い先生が赴任してくるとみんなで“キャ~、先生♪”ってざわつく感じで。でも憧れというには……年が離れていますよね(笑)」

『わろてんか』に取り組む葵にアドバイス

 葵は10月から始まるNHK大阪制作の朝ドラ『わろてんか』の撮影に取り組んでいる最中。『仮面ライダー鎧武』(2013年)で長丁場の撮影を経験した高杉からアドバイスはある?

高杉「ちょうどライダーの現場に入ったときが、演技の楽しさがすごくわかってきた時期で、いろいろ演技で試したいと思っていました。1年間という撮影期間の中で、自分はどれくらいのことができるのか、それをもっと伸ばすにはどうすればいいか、と取り組みました。参考になります?」

「ありがとうございます。現場にはベテランの方や尊敬する方がたくさんいらっしゃるので、高杉さんがおっしゃったように、長い撮影期間にできるだけ新しいことを吸収できるように頑張ります! 

『逆光の頃』でも朝ドラと同じ京都弁を話していますし、関西には縁がありますね(笑)。大阪に住み込んでの撮影はちょっと大変ですけど、休みの日は遊ぶようにして、けっこう楽しんでいるんです」

高杉「それは、めちゃくちゃ羨ましい(笑)」

 今回の映画の現場はどうだった?

「今回の映画で初めて小林啓一監督の現場に入らせていただいたんですけど、リハーサルでの自分がちょっとひどくて……、心折れていたんです。そうしたら、高杉さんが“自分も何回も折れているから大丈夫”って言ってくれて(笑)」

高杉「監督の世界観の中で、自分自身を出そうとするとすごく難しいんです。僕は監督とは2回目ですけど、何回も心折られながらやってきたんですよ。でも、また声をかけていただけたのはうれしいし、次も呼んでもらえるような俳優になりたいと思っています」

「励ましていただいたので、私だけじゃないんだ、と思えました。私もこの作品でまた芝居が好きになったので、いろいろな作品に挑戦したいと思います」

<映画情報>
『逆光の頃』
高校2年生の赤田孝豊(高杉真宙)。同級生との別れやケンカ、幼なじみの少女・みこと(葵わかな)との初恋といった出来事が、彼が生まれ育った京都を舞台に静かな物語として紡がれていく。7月8日(土)、新宿シネマカリテほか全国順次公開。

(c)タナカカツキ/講談社・2017東映ビデオ/マイケルギオン