眼病や白内障など目に効く温泉は

 眼病に効く温泉といったら、日本三大目の湯である新潟県・貝掛温泉。苦味のある食塩泉で、成分のリチウムが目に効くといわれている。内湯、露天風呂ともにぬるい湯で、露天風呂は体温より低く、今の季節なら気持ちがいいが、冬は本当に寒い。このぬるい湯にじっと動かずに入っていると、寒いはずの身体がゆっくりと温まり始めるってわけ。まず夏に訪れ、その後で冬にも挑戦してみてほしい。

 神奈川県・姥子温泉は秘湯気分たっぷり、貸し部屋つき4時間制の立ち寄り温泉。目にもいいけれど、実は、全身に化粧水を浴びたようなしっとり肌に。

金太郎伝説が残る姥子温泉
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 最後に、目にやさしいコバルトブルーの温泉を紹介しよう。

 先に紹介した大分県・鉄輪温泉、そして、同じく大分県・湯布院温泉の御宿一禅は、神秘的なコバルトブルーの温泉がある。どう、入ってみたいと思うでしょう。


<プロフィール>
郡司勇さん◎テレビ東京『TVチャンピオン』の全国温泉通選手権で第3、4、5回と3連覇。温泉の泉質を追求し、全国温泉地数5000か所を突破(温泉施設としては7500か所以上)する。JTB主催の第1回温泉旅行検定試験で全国第2位。温泉があれば、いかなる秘湯・珍湯であろうと入らずにはいられない。著書に『一湯入魂温泉』(山と渓谷社)、『秘湯、珍湯、怪湯を行く!』(角川書店)など。

郡司さんが選ぶ全国の「カラダに効く温泉」一覧

■登別温泉(北海道)
1日湯出量1トン、9種類の温泉が噴出。主な効能:高血圧、動脈硬化、肥満
■乳頭温泉・鶴の湯(秋田県)
4種類の源泉あり。日帰り入浴は600円。主な効能:高血圧、動脈硬化、糖尿病
■東鳴子温泉(宮城県)
自炊湯治もできるのが泥湯の「高友旅館」で。主な効能:慢性婦人病、糖尿病
■峩々温泉(宮城県)
蔵王山南面にある療養湯治の秘湯の1軒宿。主な効能:胃腸・肝臓、消化器系
■蔵王温泉(山形県)
東北随一の強酸性の硫黄泉。主な効能:慢性皮膚病、血管の若返り
■肘折温泉(山形県)
湯治場にも日帰り温泉にも対応。主な効能:リウマチ、神経痛、骨折
■舟唄温泉・柏陵荘(山形県)
舟唄温泉の源泉100%の温泉で入浴料は200円。主な効能:神経痛・筋肉痛、糖尿病
■塩原温泉(栃木県)
6種類の泉質がある。主な効能:動脈硬化、慢性皮膚病
■四万温泉(群馬県)
温泉街には飲泉場が、共同浴場は無料。主な効能:皮膚病、アトピー性皮膚炎
■万座温泉(群馬県)
湯出量は1日540万リットル。主な効能:美肌、皮膚病、胃腸病
■草津温泉(群馬県)
湯畑源泉はPh2.1の強酸性泉。主な効能:皮膚病、神経痛、疲労回復
■御宿温泉(千葉県)
地下800メートルから涌き出すとろみの湯。主な効能:神経痛、関節痛、五十肩
■貝掛温泉(新潟県)
江戸時代より目の温泉として有名。主な効能:白内障、ドライアイ
■増富ラジウム温泉(山梨県)
ラジウム含有量は世界有数。主な効能:胃腸、肝臓、がん
■韮崎旭温泉(山梨県)
あわあわの純天然温泉。入湯料600円。主な効能:婦人病、神経痛、傷
■渋温泉・金具屋(長野県)
源泉100%の掛け流し火山性高温泉。主な効能:皮膚乾燥症、末梢循環障害
■伊豆畑毛温泉(静岡県)
源泉がぬるい湯で、長湯をする。主な効能:高血圧、消化器機能障害
■下賀茂温泉(静岡県)
指定の場所での飲用も可。主な効能:肩こり、腰痛、神経痛
■箱根・姥子温泉(神奈川県)
岩盤自然湧出泉の日帰り施設・秀明館。主な効能:眼病
■有馬温泉(兵庫県)
「金の湯」650円、「銀の湯」550円。主な効能:慢性婦人病、月経障害
■城崎温泉(兵庫県)
浴衣で七湯めぐりを。主な効能:慢性婦人病、冷え性
■花山温泉・薬師の湯(和歌山県)
関西の最強炭酸鉄温泉。主な効能:慢性消化器病
■三朝温泉・旅館大橋(鳥取県)
世界屈指のラジウム温泉。主な効能:変形性関節症、肩こり
■道後温泉(愛媛県)
18本の源泉から汲み上げられる。主な効能:神経痛、リウマチ
■長湯温泉(大分県)
炭酸泉で人気の日帰り温泉・ラムネ温泉館。主な効能:高血圧、動脈硬化、切り傷
■別府・鉄輪温泉(大分県)
「鉄輪蒸し湯」が人気。510円。主な効能:神経痛、関節痛、筋肉痛
■湯布院・御宿一禅(大分県)
青い温泉。お風呂のみなら500円。主な効能:美肌、神経痛、疲労回復
■霧島神宮温泉(鹿児島県)
天然泥パックを。日帰りは700円。主な効能:美肌、神経痛、肩こり