夜の銀座で“お勉強” 武井・元子誕生の瞬間

 撮影開始前、実際に夜の銀座で“お勉強”した武井。銀座のママとしての気構えや心意気などを学んだというが、着物の着こなし、所作は、時代劇出演経験などの賜物(たまもの)。演技で大切にしているのは、目の芝居という。

「これまでの物語で、元子が楢林(奥田瑛二)から5000万円を巻き上げる場面がありました。脅迫してボロボロにした相手を嘲笑(あざわら)うのではなく、最後に楢林の手をとり“今後ともご指導ご鞭撻(べんたつ)のほど、よろしくお願いします”と言うんです。ふわっと手を握るのは、演出ではなく、武井さんの元子から自然に出てきたもの。

 ゾッとするほど美しく、本当に怖いと思いました。武井・元子誕生の瞬間です。最年少ママなどの設定を作ったのは私たちですが、魂を込めたのは、武井さんだったんです。今では、元子として生きる武井さんと、悪女として貫禄がついていく元子がリンクしているような感じです。

 腹をくくって、身を削って元子を演じる武井さんのおかげで、“武井さんがここまでやっているのだから”と、スタッフも攻めの姿勢に転じています」

 物語もいよいよ終盤。若さゆえの勢いも手伝って、上り調子だった元子は、突然すべてを失った。黒革の手帖で叩きのめしてきた面々が戻ってきて、元子をつぶしにかかる─。

「第7話(9月7日放送)では、元子は絶対にあきらめずに立ち上がろうとして、さらなる強さを得ます。政財界の怪物だけでなく、女性たちとのバトルも見どころです。キーパーソンは、唯一、元子の味方の安島。彼が敵に転じるのかにも、ご注目ください。ダークヒロインの元子が罪と罰を受けるのか、そのまま突っ走っていくのか。最後まで見届けてください!」

元子は、政財界の大物相手に、夜の銀座の頂点を目指す (c)テレビ朝日
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