STEP3=今日やることを書き出して3つ選ぶ

「あれも、これもとすべてのことをやろうと思うから、どうしていいか途方に暮れてしまうのです。今日やることを3つだけ選びましょう」と冨山先生。決めたらその日やること以外は、考えない。「今日やらなくてもいいけど、気になっていることは、ノートに書いて忘れてしまいましょう」。こうすれば、今やることに安心して集中できる。そして毎日ノートを確認しながらやることを決めていけば、抜け落ちもなくなります。

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【14】事前に細かく決める

 今日やることを3つ選んだら、さらにひとつずつの小さな行動に分けること。例えば、「お風呂の掃除をする」と決めたら、さらに細分化して、「浴槽以外に風呂桶も洗う」「排水溝も掃除する」「蛇口も磨く」というように、より具体的に決めていくのです。家事に限らず、仕事でも同じこと。やるべきことを細分化するのを「ピンポイント行動」といい、そこに集中してクリアしていけば、確実に片づきます。

【15】途中で変更OK、やめたっていい

 最初からパーフェクトにやり遂げようとすれば「やれなかったら」「費やした時間が無駄になってしまったら」と二の足を踏んで行動できなくなってしまいます。何事も途中で変更OKだし、「やっぱり無理」とわかったら、やる方向を変えてもやめてしまってもいい。気楽に考えて始めることも大事です。

【16】集中する時間帯を決める

 集中しやすい時間は人により違う。自分が集中しやすい時間帯に、今日行ういちばん重要な仕事を割り当てること。集中する時間を決めて習慣化することで、その時間になると自然と集中のスイッチが入るようになりますよ。

【17】決めた時間に散歩をする

 だらだらしているうちに、1日が終わってしまったことありませんか。子育ても終わり、特にやることがないという主婦たちに、こんな傾向が多いようです。買い物がてらに散歩の時間を作りましょう。外に出るとなると、その前にやってしまうこと、帰ってからやることなど生活にメリハリがつきます。

【18】終了30分前にアラーム設定

 だらだらグセを直すには、終了予定時間の30分前を目指して作業を。「ちょっとくらい遅れたっていい」と思っていると30分、1時間とどんどん先送りになってしまうのです。アラームに勝つくらいの気持ちで行動しましょう。