井伊家の再興という“野望”を持って帰還した虎松だったが、もう大切な人を失いたくないと、その気を失った直虎と、ことごとく衝突する。

「お前が井伊家の嫡男だと言い続けていた直虎さんから、家に対する思いを否定されるんですから。でも女性として生まれながらも、“男”として生きなくてはいけなかった直虎さんの半生があって。

 ある意味、虎松は直虎さんを女性に戻してあげる存在だと思うんです。直親や政次(高橋一生)、龍雲丸(柳楽優弥)という彼女を支えた男たちもだけど、虎松としても直虎に安心して後の時代を任せてもらえる存在でありたいと思いますね。もちろん恋仲ではないですけど(笑)」

 そんな直虎を演じている柴咲だが、収録の合間になると……、

「フワフワした雰囲気で、猫の話をすると撮影中では見たことのないような笑顔をするんです。“飼ってるの、見て見て~!”ってスマホを手に話している姿は、まさに“女子”。柴咲さんと仲よくなるには、猫の話をすればいい、とよくわかりました(笑)」

これが本当の“エコバッグ”!?

「朝、コンビニに寄って買ったものを入れてきたビニール袋を“現場バッグ”として使うことが多いんです。別に初めからそういうつもりではなく、結果的にそうなっちゃうんですけど(笑)。万福役の井之脇(海)くんが、その袋に万千代姿の僕や心くんの似顔絵を描いてくれたことがあって。それがうまいんですよ! なので、しばらくその袋をバッグとして使っていました(笑)」

虎松は家康(阿部サダヲ)から万千代という名をもらい、草履番として仕え始める。(c)NHK