てんを支える第三の男

 藤吉、伊能に隠れがちだが(!?)忘れていけないのが幼なじみとして、てんに心を寄せている風太(濱田岳)。

「昔からずっと一緒にいて、てんの用心棒というか、彼女を守らなくてはいけないと思い込んでいる男です。この立ち位置を彼は最後まで貫いていく、ちょっと高倉健さん的な“いい男”です(笑)」(後藤CP)

 濱田は現場でも盛り上げ役で、葵やトキ役の徳永えりからも、「アドリブに笑わされて困るくらい」と言われている。その陰の努力を本人はこう明かす。

アドリブも(関西弁の)アクセントが違ったせいでNGにするわけにいかないので、本番前には必ず方言指導の先生に確認しに行きます。ふざけたセリフを確認して、そのイントネーションを修正されるのは、なかなか恥ずかしいですけど(笑)

色とりどりなヒミツ

(c)NHK

 芸だけでなく、リリコ(広瀬アリス)たち芸人が着る衣装のカラフルさもとても新鮮。

旅芸人たちなので、そんなに豪華な着物を持っているはずはありません。なので、いろいろな端切れを継ぎ足した衣装という設定です。芸人時代の藤吉の衣装なら、大漁旗のようなものが入っていたりして、色みは豊富です」(後藤CP)

 衣装へのこだわりは、ほかにも。

「京都のてんちゃんの実家ではきれいな着物を着ていますが、半襟は当時のアンティークものを探して使うなど、着物好きな方が見ても楽しめると思います」

『情熱大陸』ネタに爆笑

 笑い上戸ではないのに、この現場では笑いっぱなし、という葵。中でも桃李の、あのドキュメンタリー番組の脳内パロディーネタで大笑いしたという。

ほら、照明のスタッフさんを見てごらん。“彼は現場で光を追い続ける……”って。普段は冗談を言い合っているスタッフさんにカッコいいナレーションをあてると、それっぽく見えて(笑)。松坂さんは頭の中でそんなことをしているみたいです」

「僕のマイブームなんです。ほかの役者さんにもやっていますよ」(桃李)

子育ては驚きの連続!

 今後、てんは仕事に奮闘しながらも子どもを産み、母親へとなっていく。19歳の葵にとっては未体験のお芝居。

(c)NHK

実年齢より年をとっていくのはすごく難しいなと感じています。例えば、子どものおしめを替えるシーンも、自分自身に経験がないから、本当の母親らしく見えないんじゃないかとか思ったり。でも子役の赤ちゃんとふれ合ったときに、“子どもってこんなに重いんだ、こんなに泣くんだ”と、初めて知ることがあって。てんと私は初めての体験を一緒にしながら、ともに大人になっていかなくては、と思います」(葵わかな)

 来週には、いよいよ夫婦ふたりの夢の出発点になる寄席が登場。“笑いをビジネスに”が加速します!