スペシャルQ&A【多和田秀弥編】

――有澤さんには言ってないけど、感謝していることは?

多和田 僕は、自分のことをなんか面倒くさいやつだなって思ってるんで、こんな面倒くさい人間のことを面白いって言ってくれて、一緒にいてくれることに感謝してますね。まだ知り合って短いですけど、その中では濃い日々を送らせてもらってるから、仲良くしてくれてありがとうって、ホンマにめっちゃ思います。

――有澤さんに直してほしいところは?

多和田 今からいいことを話すで、みたいな空気感を出しといて、ぜんぜん中身のない話をするのはやめたほうがいいと思います(笑)。「いや、オチそれ?」っていうことがけっこう多いんですよ(笑)。本人的には、べつにそういう空気を出してるつもりはなくて、穏やかな感じとゆっくりした話し方のせいで、聞いてると「うんうんそれで?」ってつい前のめりになっちゃうんですけど、相手のペースをつかんでおきながら、時々「おい!」みたいオチのない話をすることがあるんで。僕はそれが面白いんですけどね。

――お芝居をしていて不安になることはありますか?

多和田 不安になることなんて、いっぱいありますね。声に自信がないんで、舞台でガンって声を出したときに、多和田のフィルターを通した台詞ってお客さんにちゃんと届いてるのかなって不安には、いつもかられます。でも、自信がない分、もっとやらなきゃって思って探求心に火がついたりもします。それは稽古で払拭していくしかないんですけど、回数を重ねて“こんなにやったんだから大丈夫”って自分に言い聞かせたりとか。

 あとは、面白いところだったら、演出家の人とかに笑ってもらったらそこは自信もって行けます。ビビりというか、必要以上に心配症なところあるんです。

――スマホの今のお気に入りのアプリは?

多和田 僕はYouTubeでミュージックビデオを見ることが多いかな。アーティストのダンスを一般の人が真似してる動画や、「踊ってみた!」とかそういうのを見るのがすごく好きで、ステップのやり方を見て、自分で家で踊ってみたりとかもします。お笑いの動画もけっこう見ます。渡辺直美さんの顔芸が大好きなんですけど、最近、あの顔芸がすごく恋しくなってしまって、寝る前に1時間見ました(笑)。『ピカルの定理』の白鳥美麗がすごく好きで。移動中とかにもよく見てます。

多和田秀弥 撮影/森田晃博
多和田秀弥 撮影/森田晃博
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――あなたにとって愛とは何ですか?

多和田 人間には、ひとりでいても生まれるいろんな感情があると思うんですけど、愛はひとりでは感じられないから、人間にとって絶対必要なものなのかなって思いますね。それは別に恋愛じゃなくても、家族の愛でも友情の愛でも、人とのつながりの延長が愛だと思うんで、人とつながるうえで愛っていうのは必要ですよね。恋人にも家族にも友達にも、愛を持って接することで仲良くなれるし、恋愛なら付き合って結婚とかにもつながると思いますし。だからすべての人間関係にとって必要なものだと、僕は思います。

――ご自分のトリセツ、有澤さんのトリセツを教えてください!

多和田 僕はきれい好きなので、自分のテリトリーを荒らされるのが嫌い。家だけじゃなくて、例えば楽屋の机とかに物を置くのでも、自分のこだわりがあって並べるタイプなんです。

『幽劇』で、楽屋の若手たちの机が汚な過ぎて、共演した荒木宏文さんが入り時間より早く来て片づけてくれたんですよ。それをスタッフさんから聞いて、「片づけていただいて、ほんとすみません!」って謝ったら「秀弥のは全然汚くないし、自分のこだわりがありそうだなって思ったから触らなかった」って。“わかってくれてる”ってうれしかったですね。そういうこだわりがあるから、触られるとけっこう不機嫌になりますね。

 しょーちゃんのトリセツは、めっちゃ思ってることが顔に出ちゃう子なんで、顔を見ればすべてわかります。だから対応に困ったら彼の顔を見てください。“今、楽しんでるな~”“ああ~嫌がってるな~”とか全部判断できるんで(笑)。

――最近、胸がキュンとなったことは?

多和田 しょーちゃんとディズニーランドに行ったときなんですけど。やっぱり親子連れの方って多いじゃないですか。子どもがキャラクターのカチューシャとかミッキーのTシャツとか着たりしてて、兄弟で同じ服を着てるのとか見て、めっちゃキュンってしました。“ああ~もう~かわいい~”って癒されて。しょーちゃんと2人で「かわいい、かわいい」言いながら、園内にいる間中、キュンキュンが止まらなかったです。もともと子どもは大好きなので、戦隊をやってるときも子どもと接することができるから、めっちゃ楽しかったんです。

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