植原卓也 撮影/高梨俊浩

──地球ゴージャスの稽古は厳しいと伺っていますが。

水田 ’12年に『海盗セブン』に出演させていただいたときは、何もわからなかった。五朗さんと寺脇さんがすべて道筋を作ってくれて、そのとおりに考えていけばなんとかなるっていう感じで、敷いてもらった線路の上をがむしゃらに走っていたんです。でも、今回は前回とは全く違う稽古になるっていうのは今から覚悟してます。自分で考えて生み出していかなきゃいけない稽古場なので。

──初出演の植原さんにアドバイスは?

植原 ぜひお願いします!

水田 五朗さんの演出は身体的なことが多いので、いちばんは身体作りですね。体調管理とケガしないためにケアすること。僕もたっくんもわりと身体は動くほうだから、どこのカンパニーに行ってもけっこうできるほうなんですけど、ゴージャスに出てる人は、みんなそれ以上にできるんで。簡単にクルクル回ったりしますからね(笑)。

植原 僕らの自信なんて平気で超えてくる(笑)。本当にすごい人たちが集まっているので、不安よりも楽しみのほうが大きいです。

水田 稽古は楽しみですね。

たっくんのコメディーセンスは僕のツボ(笑)

──地球ゴージャスはコメディー要素も欠かせませんが、笑いの自信は?

植原 あるなんて言えないですよ(笑)。20代前半はコメディー系作品も多くて、怖いもの知らずでへっちゃらでやっていましたが、いろいろ知ってからのほうが簡単にできなくなってきたかも。

水田 でもね、たっくんのコメディーセンスは僕のツボを刺激するんですよ(笑)。それが職人みたいで。普通にこの感じでふらっと稽古場に来て、誰にも何も言わずに稽古中にボンッてみんなを笑わせて「じゃ!」って帰っていく感じで(笑)。

水田航生 撮影/高梨俊浩

植原 いやいや(笑)。そういう強さはなくなったと思うよ(笑)。

水田 そんなこと言って絶対やってくるんだよ、そうやって俺を安心させて(笑)。

植原 俺は航生のほうがズルいの知ってるからね(笑)。陰でめっちゃ練習するから。

水田 アハハハハ! 福田雄一さん演出の舞台『スマート・モテリーマン講座』に出演させてもらって、シソンヌさんとかもう笑いの天才なんですよ。でも僕はそうなれないから、綿密に計算してやらないと笑いを回収できないんです。

植原 それは理解できる。

水田 だからガンガン稽古場ですべり倒して、笑かせる瞬間をいっぱい作りたいですね。稽古場で、五朗さんと寺脇さんを笑かしたら勝ちだと思ってますから。