設楽統

「3月いっぱいで山崎夕貴アナウンサーが『ノンストップ!』(フジテレビ系)を卒業し、同局系の『とくダネ!』の新MCに抜擢されたことが2月16日に発表されました。多くのスタッフたちは卒業発表の当日まで何も知らされていなかったらしく、まさに寝耳に水だったようです」(フジテレビ関係者)

 間もなく春の改編期を迎えるテレビ業界。『とんねるずのみなさんのおかげでした』、『めちゃ×2イケてるッ!』などフジテレビの看板番組が次々と終了を発表するなか、バナナマンの設楽統がMCを務める情報番組『ノンストップ!』は4月からも継続が決定している。

 新たなスタートを前に、さぞ現場の士気も高まっているかと思いきや、番組の制作過程が大きく変わる局面を迎えているという。

もともと『ノンストップ!』はほかの番組と比べて予算が少なく、十分なお金をかけられなかったという現状がありました。

 そんな中で、4月からは経費を抑えるため、自局から制作会社に制作が切り替わることが1月の中旬に突然決まったんです。スタッフの数も今の4分の1程度にまで減らし、残りは制作会社のスタッフでまかなうとか」(同・フジテレビ関係者)

 低迷が囁かれるフジテレビで、番組開始の'12年からMCとして奮闘し続けた設楽。今回の“改革”は彼が常日ごろから抱えていた悩みともつながっているようで、

これまでも予算が少なかったため、番組内で流れるVTRも設楽さんの納得のいくクオリティーのものが作れないでいました。ほかの自分のレギュラー番組がお金を十分に使えるぶん、“なんでこんなに予算が使えないの?”と嘆いていましたね」(同・フジテレビ関係者)

 それに加え、開始当初から常にプレッシャーとの闘いに置かれていたと語るのは、彼に近い芸能プロ関係者だ。

「もともと設楽さんの意向としては、政治やニュースをあまり扱いたくないというのが本音だったみたいで、“エンタメを中心に取り上げる”という話でオファーを受けたそうです。しかし、いざフタを開けてみると、そうでもなかったと……」

 さらに経費を縮小した新体制では、ギャラの面でも不安がつきまとうようだ。

長らく安めのギャラで出演していた設楽さんがようやく1本当たりの価格アップを見込めたのが昨年の話。

 しかし“改革”の4月以降、設楽さんに支払われる額がまた落ちてしまう可能性は十分にあります。ひとまず今年の3月で辞めてしまうことはないようですが、その後はどうなってしまうことやら……」(別のフジテレビ関係者)

 4月からの番組リニューアルについてフジテレビに問い合わせてみたが、

「制作の詳細に関してはお答えしておりません」

 とのこと。昨年末にはラジオで、マイホーム購入の際に35年の住宅ローンを組んだことを話していた設楽だけに、キャスター業はストップできないと思うけど─。