私は思ったことはハッキリ言うし、物事もあまり悩まずにすぐ決めるタイプ。ウソをつく人よりも正直な人が好きなので、自分もそういう人にならなきゃなと思っています」

 映画『レオン』で、スタイルのよさだけが取り柄の地味OL・小鳥遊玲音を演じる知英(24)。年商500億の女好きワンマン社長(竹中直人)と、ひょんなことで心と身体が入れ替わってしまうドタバタコメディーだが、それってつまり、知英がおじさんを演じるってこと……!?

「私は演じるのが楽しくてしょうがなかったです! “私は男だ!”ってずっと意識して、男っぽく見えるよう、歩き方や仕草など細かい部分から気をつけて。なので、この役が決まってからは、男の人をひたすら観察してました(笑)。でも、言葉が普段使わないようなものが多くて苦労しましたね。例えば“ちょちょいのちょい”とか(笑)」

 今回、男性と入れ替わってみて“男の魅力”を知ってしまったんだとか。

「男の人って、セリフが長くないんですよ。役柄もありますが基本、単刀直入にものを言うというか。女の人って“だから私はこう思ってあれがこうで”って言い方をするのに対して、“これはこう!”って言い切ることが多くて。セリフがシンプルなので、とても覚えやすかったんです!」

 大人気アイドルグループ『KARA』から女優業へ転身し、誰もがうらやむ美貌を持っている。でも実は……!?

私、コンプレックスがいっぱいあるんです。例えば、私ってすごく歯が小さいんですよ。それがあまり好きではないんですけど、それも含めて自分らしさなのかなって思うようにしています。性格もすごく飽き性なので、これは直したいかな(笑)」

 飽きっぽい彼女でも、昔と変わらない部分が。

「ファッションへのこだわりや好みは、昔からずっと一緒ですね。トレンドとかを追いすぎるのではなく、常に“自分に似合う服を着る”っていうのが、私なりのおしゃれ法です」

 吉沢亮演じる草食系男子・一条徹との淡い恋(?)も描かれているけど、知英自身の好みは……?

肉食系は遊んでるイメージがあるし、草食系も言いたいことを全部言ってくれないからなあ (笑)。私は、その真ん中が好きです♪ 肉食系と草食系の間に、何か単語を作ったほうがいいですよね!?(笑)

映画『レオン』 (c)清智英・大倉かおり/講談社・2018映画「レオン」製作委員会
映画『レオン』 (c)清智英・大倉かおり/講談社・2018映画「レオン」製作委員会

<出演情報>
映画『レオン』
(2月24日(土)より新宿バルト9ほか、全国ロードショー)
(c)清智英・大倉かおり/講談社・2018映画「レオン」製作委員会