ここで、1回摂取量を約28gとし、チョコレートを食べるのが

 月1回未満の群

 月1〜3回食べる群

 を比較すると、月1〜3回食べる群では心房細動のリスクが低い傾向のあることが分かりました。

 チョコレートを月1〜3回食べる群は、月1回も食べない群に比べ、心房細動のリスクが10%も低く、さらに言うと週1回食べる群は17%、週2〜6回食べる群では20%と、量が増えれば増えるほどリスクが減っていたのです。

 ただし、週2〜6回以上摂取しても効果は増えず、チョコレートを週7回以上食べる群ではリスク低下は16%と逆に効果がやや少なくなりました。

 1ヶ月に板チョコ約半分程度のチョコレートを食べると、不整脈が減る。これは驚きです。

 しかも、この研究ではチョコレートのカカオ含有量は規定されていません。欧州では「ミルクチョコレート」はカカオ含有率が30%以上、「ダークチョコレート」は43%以上であることを示すそうで(米国ではそれぞれ10%以上、35%以上)、この研究では、過去の研究で健康によいとされる「カカオ含有率70%」を下回っているチョコレートが摂取されていた可能性が高いにも変わらず、上記の結果が示されました。

 これを加味して研究の著者は、「この結果はチョコレートの効果を過小評価している可能性がある」とさえ言っています。

当記事は「BUSINESSLIFE」(運営:ビジネスライフ)の提供記事です
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脂肪分や糖分には注意

 良いことばかりのようにも思えるチョコレート。しかし一つだけ注意したいのは、チョコレートのカカオ以外の成分、脂肪分や糖分は、やはり摂りすぎは禁物ということ。何事も適度な量が大切ですね。

 チョコレートが心血管イベント(心筋梗塞など)に良い影響を与えることや、血圧を下げることは知っていましたが、不整脈についての知見は初めてだったため、筆者も興味深く読みました。

 ブレイクタイムに美味しいチョコレートを食べて健康になれるなら、良いですよね。