平均年収の10倍以上

「(角田さんは)もともと局員だった人だから言うのはアレだけど、(テレビ局は)超一流企業じゃないですか。その中でもこれだけもらえる人いないですよ。それはわかります」

 というマキタの言葉に、高給取りだと言われるテレビ局出身の角田も、さすがに驚きの表情を浮かべていた。

「マスコミ業界は高給の人もいますが、テレビキー局の部長クラスで年収は2000万円ほど。芸能事務所のマネージャーだと、売れっ子のチーフクラスでも多くて600万円ぐらい。マネージャーが5000万円ももらうなんて“異常”としか言いようがありません」(芸能プロ関係者)

 5000万円も稼げる仕事といえば、経営者を除けば現在の日本ではプロ野球の1軍選手くらいのものである。この数字は日本人の平均年収とされる400万~410万円の、実に10倍以上なのだ。

「企業別平均年収ランキング1位の『m&aキャピタルパートナーズ』でも、平均年収は1741万円でした。5000万円を稼ぐには、弁護士など国家資格が必要な仕事に就く必要があります」(マネー誌ライター)

 3月15日までオフィス北野に所属していた、元ラグビー選手の松尾雄治に給与問題について聞いてみたが、

「僕はしゃべりませんよ」

 と、口を閉ざしてしまった。改めて、オフィス北野に問い合わせてみると、

マキタスポーツは、何を根拠に話しているのかわかりません……」

 と、社内でも過熱する報道に混乱している様子。5000万円もらっている有能な社員に、円満な解決策を考えてほしい!