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 “今、ひま?”

 中高生の少女らのツイッターアカウントに“兵庫県に住む男子高校生”と名乗るアカウントからダイレクトメッセージが届きだしたのは昨年6月ごろのこと。

 返信すると、何気ない会話が徐々に“彼氏とエッチしたことあるの?”“エッチのときはどんなことするの?”などと、きわどい質問へと変わった。内容はエスカレートし、極めつきは、

“足の写真送ってよ”

 数十人の女子中高生らは“兵庫県の男子高校生”の要求に応えて、足を撮影した写真を送ったというから驚きだ。

 足フェチ高校生─。その正体は大阪府立高校に勤める国語教師のB(26)。

「タイツやズボンはダメ。スカートからのびる生足を好んで写真を送らせたようです。下着や裸の写真を要求することはなかったそうです」(大阪府教育委員会の担当者)

 Bは住まいも年も名前も偽り、昨年6月から11月にかけて約780人にナンパメッセージを送信。うち約200人から返信があった。その中にはあろうことか自校の女子生徒も含まれていたという。

 男子高生になりきり自校の女子生徒とメル友に。この秘密の関係がBの首を絞めた。

「昨年11月中旬、同僚の教師がBのスマホを盗み見て、自校の女子生徒とのやりとりを知ったのがきっかけでした」

 と、前出・担当者は明かす。

 同僚はBに「やめときや」と注意したが、Bはそれを無視。そこで同僚は生徒に「あんたがやりとりしている男はうちの先生や」と伝えた。驚いた生徒が別の教師に相談、相手がBだと発覚した。

「最初は話し相手を求めたそうで、それがエスカレートし、足の写真を送らせたり、会う約束をした女の子もいたそうです」(前出・担当者)

 Bはダンス部の顧問で、生徒から下の名前で呼ばれるなど、フランクな関係だった。

「陽気で明るい普通の青年。勤務態度もまじめで、お酒でハメをはずすこともなかった」

 と、教頭も頭を抱える。

「Bの受け持ちクラスは3年だった。受験や就職前の大切な時期に大変なことをしてしまった、と過ちを自覚していました」(前出・担当者)

 府教委は2月9日付でBを懲戒免職処分にした。

「内規に基づき処分は決めました。生徒に対し、性的なメールやわいせつな言動があったことに加え、繰り返しメールをしていたことや700人以上という人数、社会的な影響の大きさなどを考慮した結果です」(前出・同)

 今年3月、初めて持った3年生を見送るはずだった卒業式。そこにBの姿はなかった。