6月初旬、自宅前で週刊女性の直撃に答えた裕太
6月初旬、自宅前で週刊女性の直撃に答えた裕太
すべての写真を見る

「バイトをしているほうが楽かもしれません。生活にゆとりがありすぎると、心が腐っていく感じがするんです。ある程度、負荷がないとダメですよね。

 だからもし復帰してもバイトは続けたいと思っています。遺品整理のバイトが楽しくて、俺にとっての基盤になっているんです。

 孤独死や変死をした方の身の回りや、ゴミ屋敷を片づける特殊清掃は、壁に人型のしみがついていたり、ハエが1000匹くらいいたりと大変です。でも、俺はそれがずっとやりたかったんです

ーー舞台の裏方の仕事をしてもう1度、自分が芝居をやってみたいと思ったのでは?

「それはね……。いや~だけどどうなんだろうな……。それを答えてしまうとね……。そこはパーソナルな部分ですからね」

 やはり、裕太の心の底にはまだ芝居が引っかかっている。

 “全然ない”と否定していた最初の反応とは違う。

ーー芸能界復帰は?

「いや~。そこはパーソナルな部分なので……」

 なおも粘って質問すると、

もし、復帰するとしたら(公式に)発表するんじゃないですか。仮に復帰するとしても、ここで言っちゃったらおもしろくないじゃないですか

 ほとんど復帰を前提としているかのような答えだった。

 30分近くも取材に応じたお礼を言うと、

雨の中ご苦労さまです

 と折り目正しく挨拶した。

 騒動から2年がたち、自立して新しい道を歩んでいるように見えた。彼が再び芸能界に復帰する日も、そう遠くはないのかもしれない。