その彼氏と別れて以来、かれこれ3年間、彼氏がいないという。こーへいさんとはヨリを戻さない?

「もう全然会ってません。最後に見たのは成人式のときだから、6年くらいたつかな。そろそろ私、ヤバイですよね(笑)。渋谷で遊ぶことが多いんですけど、渋谷の人はパリピすぎて付き合いたくないんです。30歳で結婚したいと思ってるので、まだ時間はあるんですけど……とか言ってるうちに35歳とかになっちゃうのかな?(笑)」

 彼は制服の上着にニッカボッカーをはき、彼女は制服に彼の高校のネクタイをつけていた、「こーへいとみほ」のカップル時代からもう10数年がたっている。

みぽち 撮影/北村史成

ギャル不在の世の中はさみしい

 帰りたいと思ったことは1度もない、と話すみぽちさんだが、長野に住む家族とはとても仲がいい。

「中学時代にこーへいと付き合っていたとき、ママは何度も学校に呼び出しくらってたけど“気にしなくていいよ”ってかばってくれました。17歳で高校をやめて東京に出て渋谷の109で働き始めたときも“いずれこうなると思っていたよ。あんたの居場所は長野じゃないよ”って笑顔で送り出してくれてすごい感謝してます

 今でも母や姉とはしょっちゅうディズニーランドなどに遊びに行くという。

めっちゃ仲いい自慢の家族なんです

 なんのてらいもなく“家族が自慢だ”と笑顔で語るみぽちさんを見ていると、「悪羅ギャル」「強めギャル」などと呼ばれ、田舎のちょっとグレた女の子たちの憧れの的だったという過去が不思議に思えてくる。

 最近では街からギャルがほとんど消えてしまった。アイコンだった渋谷109もロゴが変わり、彼女が主戦場にしていたギャル雑誌も冊数は激減している。モデルとして生き残るのは難しい時代になってきた。

マンバギャルもいない、着ぐるみを着てる子もいない渋谷はさみしいです。でも26歳になって、初めて将来をちゃんと考えるようになりましたね。これまでは“どうにかなるっしょ”と思ってきたんですけど。今は仕事や服装や将来のこと、真剣に考えてます。できる限りモデルの仕事は続けていきたいですし、最近は動画配信やSNS、ブログにも力を入れています。ユーチューブで動画を見てファンになりました、と言ってもらえると、とてもうれしいですね!」

 厳しい時代になっても、どこまでも笑顔でポジティブシンキングなみぽちさん。しゃべっているだけで元気をもらえるような気がした。

『ヤカラブ 恋春〜みほの物語〜』haruko=作画、鈴木有季=原作(リイド社/税込680円)※記事の中の写真をクリックするとアマゾンの紹介ページにジャンプします

ライターは見た!素顔の彼女

めっちゃ場面人間なんですよ〜」というみぽちさん。場面人間とは“その場のノリとテンションで動く人”という意味のギャル語だ。「これをやるって決めたら、やらないと気がすまないんです」。だから高1で学校をやめ、17歳で上京、知り合いを頼って住まわせてもらい、一目惚れした渋谷109のショップで働き始めたそう。「でも毎日楽しくてウキウキでした」、そのお答えに若さとパワーを感じました(笑)!

<プロフィール>
みぽち◎本名、坂本美穂。1991年生まれ、長野県出身。雑誌『SOUL SISTER』(現在は休刊)のレギュラーモデルとして活躍し表紙に多数掲載。「No.1悪羅ギャル」との呼び声も高いギャル界のカリスマ。2012年には俳優の坂上忍が演出を務めた舞台に出演するなど、活躍の幅を広げている。

(取材・文/村田らむ)