目次
Page 1
ー 上手くいかない理由を周りのせいにしてきた
Page 2
ー 最初の5年間はずっと赤字だった
Page 3
ー 人生って有限だということに改めて気づいた
Page 4
ー 人生はいつからでも書き換えられる

 

 派遣社員から30代で起業後、多額の赤字や従業員から訴訟を起こされたりと幾度となく困難に見舞われながらも、一代で会社を大きく成長させた板橋理恵さん。敏腕女性社長として活躍する中で、50歳のときに乳がんのステージIIAにより、右胸の全摘出を経験。55歳で初婚と50代が大きな人生のターニングポイントに。年齢にとらわれず、仕事の成功も結婚も自身でつかみ取り、彩りある人生を歩む板橋さんの人生観とは─。

上手くいかない理由を周りのせいにしてきた

人生には早すぎるも遅すぎるも、正解も不正解もないと思うんです。実際、私の人生、もう山あり谷あり。転んだり、壁にぶつかったりの繰り返しでしたから(笑)

 そう話すのは、MTコスメティクス代表取締役の板橋理恵さん。年商23億円を誇る、敏腕女性社長である。

 その道のりは波瀾万丈で、「どうやって生きていけばいいんだろうって、ずっと迷ってました。もともと長いものに巻かれたくないタイプ。学生時代はすごく悩んだし、就職してもなかなかうまくいかなくて」と振り返る。

 大学卒業後、百貨店に就職するも、半年で退社。大手旅行代理店、議員秘書と仕事を転々とし、その後は派遣社員として働いた。

 何をしても長くは続かず、ふと気づけば20代後半になっていた。周りの友人たちはおのおの職場でキャリアを重ね、責任ある仕事を任されるように。

けれど私は何も実績が積めていない。ひょっとしたらこのまま自分に合う仕事に出合えないんじゃないか、路頭に迷うのではないかと思って、すごく焦ったし、不安でした

 落ち込むところまでとことん落ち込み、自身のあり方を改めて省みた。

結局のところ、私は周りのせいにしてきたんです。上司が悪い、これは自分が本当にやりたい仕事じゃないと言っては辞めてきた。積み上げているものがないのは、諦めて投げちゃうからだと気づきました。それで、諦めないと決めた。言い訳ができないように、自分の足で立っていこうと