鈴木容疑者を知る関係者は、

「ホスト時代には、警察ざたにもなって、何度か逮捕されたこともあったと聞いた。野球のスカウトみたいなことをやっていると聞いたことがある。いい高校のチームに行きたい親御さん相手に紹介手数料をもらっていてトラブルにもなっていた」

被害者女性の自宅は

 鈴木容疑者の実父はひとり暮らしだが、脳梗塞を患い具合が悪く、親戚が面倒を見ているという。家の前で車の掃除をしている男性を直撃した。

「あんなことをする子じゃなかったのに……。俺は充の叔父だから、関係ねぇから。(父親の居場所は)知らん」

 親類の女性は、

「私たちも心を痛めています。野球のスカウトなんかをしているのは聞いてたけど、全然会っていません。優しい子だったから利用されてしまったんだろうね。お金の相談は一切なかったですよ」

 そう話した後は一切、口をつぐんでしまった。

内山茉由子さんが連れ去られた駐車場には花や飲み物が供えられていた
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 被害者の内山さんの自宅は、雨戸が閉まり静まり返ったまま。近隣の女性住民は、

「事件以来、おうちには誰もいないようですね。たまに帰ってきていらっしゃるけど……。茉由子さんは会えばあいさつをしてくれる方。みんなで出かけたり、仲のいいご家族でした。こんなことがあって、本当に……怖い」

 今回、悪と悪とを結びつけたのは、地域密着型掲示板『爆サイ』だった。

「『5ちゃんねる』『2ちゃんねる』に続き、日本で3番目に大きな掲示板です。県別、市別に分かれていて、風俗やキャバクラの掲示板には、夜のお仕事の求人募集もたくさんあります。一般向けの求人募集の掲示板もあります」

 と前出・三上さん。

 一般の求人に掲載されている情報は《パチンコ打ち子大募集》《農家でのお仕事》といった具体的なものから《その方に合ったお仕事、日払い10万以上持って帰れます》《稼ぎたい方のみご連絡ください》《裏案件にご興味・ご理解のある方、お問い合わせください》といったものが。そこで3人の悪が結びついた。

 主犯格の芥川容疑者は、なぜ内山さんの拉致を指示したのか、面識はあったのか、目的は何だったのか。どこまで解明できるのか、警察の捜査力に期待するしかない。