1993年の開業から『横浜・八景島シーパラダイス』を代表する人気者のシロイルカ。当初から4頭を飼育・展示していた。

個性豊かな仲間たちがお出迎え♪

 海獣たちのショーはバンドウイルカ、カマイルカ、オキゴンドウで行っていたが、1997年から2頭が参加し、1999年にはさらに2頭が加わった。

 バンドウイルカたちの軽やかなジャンプも素晴らしいが、シロイルカののんびりした動きは実に愛おしい。動くたびに揺れるたっぷりの脂肪、つぶらな瞳……可愛い要素だけで構成されたシロイルカはショーの花形に。さらに、鳴き声が小鳥のように聞こえるので“歌うシロイルカ”として話題を呼んだ。

 シロイルカのトレーナーを務める松田朋子さんに話を聞いた。この道18年のベテランである。

「シロイルカは“海のカナリア”と呼ばれるとおり、声によるコミュニケーションが活発です。ショーで披露している声以外にも、低い音から高い音、短い音から長い音など、さまざまな声のバリエーションがあります。

 もともとできる発声をいくつか厳選、こちらが出すサインと関連づけて覚えさせ、みなさまの前で“このタイミングで出すんだよ”と覚えさせています」

 つまり、もともとできる発声をトレーニングにより強化し、トレーナーの合図であたかも人のように歌う様子をショーとして見せることができるようになったというわけだ。

 この可愛らしさが評判を呼び、1999年にはオスのプルルがCMに登場、人気はさらに加速した。

バブルリングを披露してくれたシーマ。ショーでは、マイペースなプルルを引っ張る 撮影/山田智絵

 現在、シーパラにはシロイルカが4頭。「海の動物たちのショー」で活躍するプルル&シーマと、「ふれあいラグーン」でふれあい担当を務めるパララ&クルルである。シロイルカチームをまとめる松田さんによると、性格はそれぞれで、みんなわが子のように可愛いという。

「プルルとシーマでは、女の子のシーマのほうが好奇心旺盛で人懐っこいですね。一方で、プルル君はマイペース。2頭は繁殖できる年齢のオスとメスですがシーマ姉さんが気が強くてなかなか……でも、ちょっと期待しています」

 いまでも人気者として活躍をしていた話題の生き物たち。この機会にぜひ、会いに行ってみては?