そして、開発前の函館ベイエリアでの新規事業としてホットドッグ店を始めようと決める。しかし……、

「なかなか商品に個性が出せない。そんなとき、知人から“アメリカでは大手チェーンだけじゃなく、家族経営の個性的なハンバーガー店が多く、どこも繁盛してるよ”と聞き、ハンバーガーに舵を切ったそうです

テレビ出演ナンバー1の『THEフトッチョバーガー』950円。
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 ならば看板メニューをどうするか? でも普通じゃつまらない。思いついたのが、当時経営していた中華料理店の人気メニュー『鶏の味付け唐揚げ』。バンズとの相性を試行錯誤した末、チャイチキは誕生した。

「大好評を博し、店舗数も増えていきました。店によってメニューは違いますが、現在はバーガー類が22種、カレーなどの料理も入れると全部で約160種。お客様の要望やスタッフの案を取り入れるうちにどんどん多くなって(笑)」

 最大の特徴は生産者の顔が見える安心・安全を徹底追求したおいしさ。

「冷凍ものは使わず、注文を受けてから手作りしています。地産地消を昔から推進していて、食材の85%は北海道産です」

 スタッフの8割が地元の主婦。なんと、最高齢は76歳だ。

「チャイチキのから揚げは、父のおふくろの味でもあるんです」と王社長

「プロのコックさんの次に料理上手なのはお母さんだと思うんです。家族に作るのと同じ。愛情を込めているのもおいしさの秘密です」

 王社長は強調する。

「ウチは、函館と運命共同体。地元の発展なくして、ラッピの発展もありませんから」

 そのため、ゴミ拾いなどの地域貢献活動にも積極参加している。バーガーの包みには観光案内を掲載しているほど。

「函館に育ててもらって今がある。だから他県はもちろん、札幌進出も考えていません。支えてくれる地元の深い愛に応え、創業100年を目指し頑張ります!」


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