引退を決意させたのはリオの敗戦だけでなく、甥っ子の吉田汰洋くんの存在も大きかった。甥っ子たちを溺愛する吉田がこの年末年始の帰省の際に立ち寄った衣料品店『げんきんどう』一志店の店長・加藤浩司さんによると、

「吉田さんは1月3日に、義理のお姉さんと甥っ子さん、姪っ子さんと来られましたよ。子どもたちの洋服やファンシーグッズ、おもちゃも含めて合計2万円以上、購入していただきました」

 恵理子さんが語る汰洋くんの熱い思いも─。

息子はレスリングの選手になりたいというより、おじいちゃん(栄勝さん)みたいになりたいと言っています。つまり、指導者になって道場を継ぎたいんです。沙保里も彼には期待していますね

 “レスリング”という吉田にとって、かけがえのないものを与えてくれた栄勝さん。その遺志を脈々と受け継いだ甥っ子の存在。次の世代へとバトンをつなげたからこそ、吉田は引退会見で“自分はやりきった”と言いきれたのだろう。恵理子さんに、吉田の結婚についても聞くと、

結婚の予定はまったくないですね。彼女はひとつのことしかできないタイプ。今まではそれがレスリングでしたが、もし彼氏ができたなら恋愛に没頭してすぐにわかると思いますよ。
 しかも、恋人選びにも彼女なりのこだわりがあって、友人からの紹介とか嫌がるんですよ。あくまで自分で見つけたいようです

 “結婚にも父直伝の高速タックル!”と期待したいところだが、霊長類最強の女子が進む次のステージも、きっとまぶしく輝くに違いない。