R:顔がどうだとか、太ってるだの貧相だのとか、自分に魅力がないのを自分の身体のパーツのせいにする人もいるけど、フィギュアスケートとは違うんだから、人間の部位の善しあしを数値化するように評価するってナンセンスだと思うんですよね。そんな暇があるんだったら、自分を好きになるために頭と時間を使ったほうがいい。本を読んだり人に会ったり、エステやジムに通えばいい。魅力的な人って、自分に自信がある人たち。それが個性につながる。

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石田:だよね。周りからの評点を気にするよりも、個性を大事にして、自分に自信を持ったほうが有意義だよな。

R:自分を表現することの大切さですよね。俺は“NOが言えないやつのYESに価値はない”と思ってるんですよ。

 例えば、女性と食事に行くとする。「どこに行く?」と聞いたときに、「何でもいい」と答える女性と、「○○と△△以外がいい」と答えた女性ではまったく印象が違うんですよ。料理が運ばれてきて、「これ美味しい!」と女性が喜んでいる姿を見たとき、嫌いなものを伝えてくれた女性の「美味しい」は、とてもうれしく感じてしまう。NOがあるからYESに価値が生まれる。

石田:なるほど。ささいな自己表現かもしれないけど、受け取る側の印象はまるで違うね。

R:変に遠慮しないで、自分を表現してほしいんですよね。でも、自分に自信がないとなかなかNOって言えない。だからこそ、自分を好きになることが大事なんですよ。

モテ紳士養成学校が必要だ

石田:そういう美意識は大切だね。内面の美意識を作り上げていくためには、外面の美しさや清潔さも必要になる。両輪がそろってこそ、より魅力的な男性になるからね。ROLANDはそういう男性をどんどん輩出していきたいわけでしょ?

R:そうですね。日本には花嫁学校やマナースクールはあったけど、ジェントルマンを育成する機関がないんですよ。

石田:言われてみれば、イギリスなどにはあるのにね。

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R:ホストクラブは、ビジネスモデルとして利益を上げるために存在していますが、その一方で、ひとつの教育機関として紳士を養成する専門学校のような存在としてブラッシュアップできないものかと。俺がそんなホストクラブを創設したら、石田さんに名誉顧問をお願いできないかなぁと。

石田:ローランド校長、石田純一名誉顧問! 僕もこの年になって子育てを再び体験させてもらって、たくさん学びの機会がある。

 60歳を越えた人間が何を伝えていけるかは、大きなテーマなんだよね。変な話かもしれないけど、自分が衰えていく姿をしっかり子どもに見せることも大事なことって思ってるんだ。紳士育成機関が誕生したら、老いの美学みたいなことは教えられるかも。

R:いやいや、まだまだ石田さんにはカッコいい男の姿を見せてほしいですよ。