『トレース』の制作発表会見に登壇した、左から船越英一郎、錦戸亮、新木優子。全員で“トレースポーズ”を決めての撮影となった

「錦戸さんは出演者顔見せのとき思わず、“このタイトル、大丈夫ですか?”と聞いていました」(制作会社関係者)

『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)は、元科捜研の研究員という作者の漫画を基にした本格サスペンスドラマ錦戸亮演じる真野礼二が、現場に残された痕跡を鑑定し、事件の真実を導き出すストーリーとなっている。

「当初は『科捜研の男』というタイトルで進めていたみたいなんですが、“あまりにもそのまますぎる”ということで、『トレース』を付け加えたそうです」(同・制作会社関係者)

座長錦戸、気合いじゅうぶん!

 錦戸は今回が月9初主演。そのため、演技に対する姿勢は真剣そのものだという。

「錦戸さんはセリフをきちんと自分の中に落とし込むため、台本の言葉を一部変える提案をしていました。また、撮影が始まるギリギリまで動作の確認を行ったり、そうとう熱を入れて撮影に臨んでいます」フジテレビ関係者)

 座長として、現場を積極的に盛り上げる努力も怠らない。

「ゴミ袋だらけのセットで撮影が行われたんですが、セットに入るとき“これはイバラの道やな”と言いながらスタッフを笑わせていました。現場での朝ごはんは、いつもワッフル。乙女すぎるとスタッフの間で話題になっていましたよ(笑)」(同・フジテレビ関係者)

 シリアスな雰囲気の作品だが、現場では笑い声が絶えない。真野とともに事件を追う刑事・虎丸良平を演じる船越英一郎は、錦戸とよくふざけあっているんだとか。

「“サスペンスドラマの帝王”と言われる船越さんは、今回の役もオーバーアクションで演じており、錦戸さんにものすごく顔を近づけるシーンがあるんです。カットがかかった直後、錦戸さんは思わず吹き出していました」(前出・制作会社関係者)

 警視庁の刑事部長・壇浩輝を演じる千原ジュニアは、今回は関西弁を封印。

「制作が『関西テレビ』なので、関西弁のスタッフが何人もいるんです。ジュニアさんは思わずつられてしまうみたいで、“アカン、すぐ関西弁が出てまうわ”とこぼしていました」(前出・フジテレビ関係者)

 ドラマの現場は、明るい雰囲気だった。