“聖人”再現度に太鼓判
宗教の見識が広がるかも

 松山と染谷については、プロデュースをする山田が“おふたりとも目が悟っているのでピッタリ”と太鼓判を押したように、イエスとブッダの再現度の高さには驚くはず。

東京・立川の安アパートで生活するイエスとブッダ (c)中村光・講談社/パンチとロン毛製作委員会
すべての写真を見る

「本作は、バリバリのVFX大作でこそありませんが、漫画の世界を実写化するにあたっては衣装はもちろん、美術、メイク、小物など、画面の隅々にいたるまで、ひとつひとつにスタッフのこだわりが、作品の完成度を高めています」

 いつもTシャツ&ジーンズ姿のイエスとブッダ。“シッダールタ”“アーメン”など、Tシャツの文字が変わるのがおもしろいけど、必見ポイントも!

「染谷さんがかぶっているブッダの螺髪は相当こだわって制作し本作でいちばんお金をかけた!? とウワサを耳にしました。ウソか本当かは確認してないのでわかりません。

 実際、撮影現場で染谷さんが螺髪(らほつ)を装着した状態を生で見たとき、あまりのハマり具合に触りたい衝動に駆られましたが、バチ当たりなので必死でこらえていました(笑)」

 “聖人”ふたりが、昭和の雰囲気のアパートや商店街のなかで生活し、携帯電話やSNSも使いこなすなど奇想天外なコメディーだけど、ただおもしろいだけではない。

「キリスト教や仏教に関するワードが随所に出てきます。僕は、その語源や意味が気になってドラマを見ながら、調べてしまいました。なので、ドラマを見終わると同時に得たプチ知識を、つい人に話したくなりましたね(笑)。

 クスクス笑いながら、見ているうちに何となく癒される番組です。

 実際、僕もお話をいただいた当時、ちょっと仕事に行き詰まってたんです。でも今作を見て、また頑張ろうと、意欲が湧いてきました。ですから、日々の暮らしにちょっとお疲れの方にもオススメです。ぜひ、ご家族と、またはこっそりおひとりで楽しんでください