7月13日に放送される、TBS系音楽特番『音楽の日』の出演者がこのたび発表された。'11年のスタートから今年で9回目、総合司会を務める中居正広のもと、豪華アーティストが集結するのだが、出演者の中でひときわ目を引いたのが『嵐』だ。

5人が『音楽の日』に出演するのは初めてのことで、ある意味、中居さんとの歴史的共演かも。過去に思い起こされるのは、やっぱり『うたばん』でしょうか。今回は番組の“目玉”として、中居さんとの“からみ”が久々に見られそう」(スポーツ紙記者)

 かつて中居が、『とんねるず』石橋貴明とMCを務めた『うたばん』(TBS系)。出演アーティストとのトークが人気の歌番組だったが、“準レギュラー”のごとく出演していたのが嵐だった。当時はデビューこそ派手だったものの、どこか伸び悩んでいたように見えた5人。

 そんな彼らを引っ張っていたのが、司会としてメキメキと力をつけていた中居だった。

何かにつけて、大野(智)クンが中居さんに突っかかり、それをメンバーが制止するという“お約束”の“下剋上コント”が人気でした。裏では“お前ら、もっと来いよ!”とゲキを飛ばしていたそうです。

 おかげでメンバーそれぞれのキャラが活きて、大ブレイクにつながりましたね。いわば中居さんは“恩師”じゃないですか? コンサートの心得などもアドバイスしていたといいます」(テレビ局幹部)

SMAPと嵐の溝が深まっても

 ところが、嵐がSMAPにも匹敵する国民的アイドルに成長するにつれ、中居との共演はなくなっていった。ジャニーズの“トップ”争いが勃発したからだという。

「あの頃のSMAPといえば、元マネージャーのIさんが剛腕をふるっていましたし、一方でJ副社長も次第に勢力が大きくなりました。特に嵐は、Jさんの母親であるメリー喜多川副社長の後ろ盾もあったのかもしれません。次第に“SMAPvs嵐”の構図が出来上がってしまったのです」(広告代理店関係者)

 その対立関係が顕著に表れていたのが『音楽の日』だったとも。出演するジャニーズグループも“I派”とされていた『Kis-My-Ft2』らばかりで、嵐をはじめとする“J派”のグループが出演することはなかった。

 一方で、'13年からは櫻井翔が司会を務める『THE MUSIC DAY』が、同じく年1回の特番で始まり、“J派”がこぞって出演して番組を盛り上げた。

 両者の“溝”は深くなるばかりと思われた。

確かに“トップ”同士はバチバチだったかもしれません。が、中居さんの気持ちは何ら変わってはいなかったんですよ。SMAPコンサートのMCでも、わざわざ5人の話題を持ち出しては“最近、会ってないよな。遠い存在になっちまったな~”などといじっては笑いをとり、『嵐』を歌ったりしていたんです。

 それに嵐とは、ブレイク後にも『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でSMAPとして共演したことがあるんですよ。

 その時も中居さんは大野クンにちょっかいを出しては“下剋上コント”を再現していました。あの時と同じように、中居さんを止めに入った相葉クンやニノがうれしそうにしていたのを覚えています(笑)。いつまでも“師弟”関係のままなんでしょう」(芸能プロ関係者)

 そもそもジャニー喜多川副社長の誕生日では、毎年のように顔を合わせていたという中居と嵐だ。『音楽の日』でも、息ピッタリの掛け合いを見せてくれることだろう。

「そのジャニーさんは現在、病床にあるとされています。ジャニーさんへの“エール”とともに、ジャニーズが“一丸”であることをアピールする目的もあるのかもしれません。また、今回は出演者発表の“第1弾”ですから、第2弾ではさらなるサプライズが用意されているかも」(前出・スポーツ紙関係者)

 もしかしたら……、あるべ!?