9月4日、東京ドーム22ゲートのパネル/著者撮影

 2019年9月4日。同年7月に惜しまれつつこの世を去った、故・ジャニー喜多川氏の『お別れの会』が、東京ドームで開かれた。午後2時からの“一般の部”には招待状のない人も参列を許され、多くのファンが“最後のお別れ”に駆けつけた。

 ジャニーズ事務所のタレントにとってのみならず、ファンにとっても“ジャニーさん”は偉大な存在で、いわば“恋人の父”ともいうべき人である。

 参列にあたっては、主催者より注意事項として「所属タレントのイベントではございません」「お別れを目的としていただける方にご参列いただけますよう、お願い申し上げます」「平服にてお越しください」などの通達があった(公式サイトに記載)。

 これを酌み、参列者の大半はしめやかな黒衣を身にまとい、華やかに着飾るコンサート時とは対照的な姿を見せた。

“さくらの花びら”のメッセージカード

◆14:35-15:35 入場列につく

 私が会場に着いたのは、午後2時半過ぎ。列は入場口の22ゲートから大きく離れたTDCホール付近まで延びていた。幸い、空は曇りで涼しく熱気に悩まされることはなかったが、ここから1時間ほど並び、ようやく入場口にたどり着いた。コンサートと同様に、係員による手荷物検査を受ける。検査を終えて入場すると、ひとり1枚、さくらの花びらをかたどったカードが渡された。

 カードの色はピンク、ブルー、オレンジなどランダムで、このカードにジャニーさんへのメッセージを綴ることで、“お別れのセレモニー”とする、とのことだった。私も、敬愛するジャニーさんに限りない感謝の意をしたためた。

◆15:35-16:20 『お別れの会』会場内へ

 1階のスタンド通路から場内に入ると、ジャニーさんの遺影を掲げた麗しい祭壇が目に飛び込んできた。スタンドからアリーナに下り、待機列についてさらに待つ。祭壇の左手にはスクリーンがあり、歴代ジャニーズのコンサート動画が繰り返し流されていた。こうしている間にも、続々と参列者が入ってくる。