9月4日、午後8時過ぎのこと。週刊女性記者が声をかけると、「エッ!」と声をあげて少し驚いた表情を見せた。

──久しぶりの舞台ですが、今はどんな気持ちですか?

──復帰するまでは何をしていたんでしょうか?

 ミュージカル『怪人と探偵』の稽古を終えて、リハーサルスタジオから出てきた高橋由美子(45)に意気込みを聞こうとしたのだが……。

──今後はどんな活動をしていきたいですか? 舞台が中心になるのでしょうか?

──お酒は今もよく飲んでいますか?

 ツバつきの帽子を深くかぶり、半袖の黒いワンピースというカジュアルな格好。なによりもその小柄なスタイルと小顔が印象的だ。相次ぐ質問に対してニコニコと笑みを浮かべるものの、「すみません~」と繰り返し、具体的なことは何も答えることなくタクシーに乗り込んでしまった。

休業前も舞台の仕事が多かったワケは

 '18年3月、妻子ある40代の男性との不倫関係が『週刊文春』で報じられた高橋。

ここ数年、酒飲みキャラとしてテレビで奔放な発言や酔いっぷりを披露していましたが、実際に飲食店で知り合ったという男性を略奪して恋愛関係になっていたことが明るみに。文春の取材に対して“私もっとイロイロやってっから!!”など意味深で驚くような発言もしていました」(スポーツ紙記者)

 その余波は大きく、その後、当時所属していた事務所との契約が終了。しばらく表舞台から消えていた彼女が、生前の津川雅彦さんが代表を務め、その妻の朝丘雪路さんも在籍していたプロダクションへ加入し、さらには仕事復帰が決まったことを、今春に週刊女性が報じていた。

「9月2日に放送されたドラマのチョイ役で仕事を再開したようですが、9月14日から10月上旬まで公演を行うミュージカルが本格復帰作と言えるでしょう。演技力はもちろんですが、アイドルのころからのファンも多く来てくれるので、休業前も舞台の仕事が多かったんです」(制作会社スタッフ)

 そのミュージカル『怪人と探偵』告知のための動画インタビューでは、「現在の心境は、大変緊張しています。森雪之丞さんにはアイドル時代から楽曲を提供いただいて、今回は声をかけていただいたんです」と、高橋の出演は同作の脚本・作詞・楽曲プロデュースを担当した作詞家によるものと語っており、結果的に“昔取った杵柄(きねづか)”な印象だ。また、気になるお酒については、彼女の地元・埼玉で行きつけ店の常連客によると、

「このあたりでは不倫報道後もよく飲んでいますよ。ダイニングバーが好きみたい。仲よしで“飲み友達”であるお父さんと一緒に来ることもよくありますよね。ウチには2週間前まではよく来ていたけど、先週からは来ていないな」

 長丁場の舞台に向けてコンディション調整に余念がない様子。“20世紀最後のアイドル”と呼ばれた彼女だが、令和になってもやっぱりアイドル時代を知る人や地元に支えられているようで──。