交際してからの“派手な生活”に

「2年前まではお父さんの仕事の都合で、ご両親も東京にお住まいだったんですよ。週末に地元へ帰ってきたりしていたようですけどね。公介くんのとこにも、ちょくちょく出入りしていたんじゃないかな」(近所の別の女性)

 家族の支えがあったからこそ、萩野は小さいころから水泳に熱中できた。過去の雑誌インタビューで思い出を語っている。

僕の喋り方は母に似ているみたいです。ずっと、母がスイミングスクールの送迎を車でしてくれて、一緒にいる時間が長かったからですかね

 高校時代は1日6食の萩野のために、栄養士に相談しながら弁当を作った。

小さいときからずっと支えて力になってくれていますから、やはり家族がいちばん大切ですよね。母は明るいけれど、僕に関しては心配性なんです。試合の結果がよければ僕以上に喜び、悪ければすごく残念がる

 かつて、右ひじを骨折した際は、父が風呂で身体を洗ってくれたという。

「萩野さんは芸能界に友人が多く、以前のような水泳漬けの生活ではありません。現在のタワマンに住んでドイツの高級車に乗る生活は、両親には派手に見えてしまうかもしれませんね。手塩にかけて育ててきたのに、miwaさんが息子を変えてしまったと感じたとしても不思議ではないでしょう」(水泳関係者)

 環境の激変が、親子の距離を遠ざけてしまったのか。

 家族問題評論家の池内ひろ美さんに話を聞いた。

「萩野さんはまだ若い。妻が年上といっても、出産できる年齢ということが親にとってはいちばんありがたいことです。今は、大事に育てたひとり息子が結婚しないことで悩むお母さんも多い時代。さらに、結婚はしたけど、嫁が子どもをつくる気持ちがないことで心を痛めるお母さんも多いんですよ。その点では、このふたりはものすごくいい結婚なのです」

 ずっと世話をしてきた息子が結婚することで、複雑な気持ちにはならないのか。

男性が年下の女性と結婚して、結婚した後に妊娠するという結婚観が今でも日本では強い。そうじゃないというショックな気持ちはあるのかもしれません。ただ、冷静に考えると、年上の女性だから、自分の息子の弱いところをカバーしてくれるかもしれない。プラスの要素を考えて、きっとこれで息子が幸せになるんだということで、母親は自分の中で折り合いをつけていくものです」(池内さん)

 両親もmiwaも、いちばんの望みは萩野の五輪出場のはず。200mも400mも個人メドレーの出場枠はあとひとつずつなのだ。

《進めないでいるなら 複雑な感情 全部捨てちゃえ》─これはドラマ『凪のお暇』(TBS系)の主題歌でmiwaが歌う新曲『リブート』の歌詞。8月の復帰戦では結果こそふるわなかったが「足りないものを全部を楽しみながら、できないものができるようになると思うとワクワクする」と前向きに語っていた萩野。伴侶を得て、萩野も“再起動”したようだ。